SUGAR & SPICE
□現れる影、戦闘。
4ページ/8ページ
『・・・・・・・・・やはり・・・』
何かが邪魔をしている。
『・・・・・・春日が言っていた、膜のようなもの、か・・・?』
この村にいることは確実なのに、
気配がわからないことに歯がゆさを感じていた。
数分すると鴉取と狐邑のペアが戻ってきた。
「ん?おい!・・・お前、なにしてんだ?」
『・・・・・・ダードの気配を、探っている』
「・・・その、ダードとやらは気配があるのか?」
『ああ、そうだ。だが、何かが邪魔をしていてわからない』
「そうか・・・」
「ま、お前も考えすぎんなよ。じゃあ俺たちは先に戻ってる」
『・・・ああ。お疲れさま、』
仕方ない。
村を回るか。
そのためには、春日に許可を貰おう。