SUGAR & SPICE

□神隠し
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『・・・・・・なんだ・・・?』

なにが起きた。
足音はなかったはずだ。

急いで外に出る。


人が、いなかった。


『どうなってるんだ・・・?』

とりあえず私はこの街を回ることにした。

――――――――
――――――

『・・・誰もいない』

おかしい、さっきまで人が
まちまちとは言えいたはずだ。

『・・・・・・・・・まさか、』

ダードか?

いや、パン屋にはいなかったはずだ。
それにダードならば、私が気配に気づかないはずがない。

ふと、後ろを振り返ると。

『・・・・・・・・・ッ!』

黒いもやのようなものが襲ってきた。

『何だこいつは・・・!』

気配がなかった。そして禍々しい雰囲気を出している。

ダードではないが絶対に倒さなくてはまずい気がした。


『・・・ッ』

ザンッ

フッ

そいつを斬ると、跡形もなく消えた。

『・・・なんだったんだ』

しばらくそこに留まっていると。


「大丈夫ですか!?」

後ろから数名の足音、そして女の子の声が聞こえた。
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