戦国BASARA
□プロローグ
1ページ/1ページ
何でだろう
私は幼馴染と何の不自由もなく広すぎるくらいの家に住んで一応平和なJKとしての幸せな日常を過ごしていただけなのに。
寝室に3月の肌寒い風が吹く。
誰か窓開けやがったなチクショー。今すぐ閉めてくれ。風邪ひいたらどうしてくれんのさ。こちとら昨日遅くまで宿題やっててまだ寝足りないっての。
薄暗い光が見えるあたり、まだ明け方のようだ。
どうしてこんな朝早くに私が(不本意で)目を覚ましたかというと・・・・
「あんた何者?どうやって俺たちを連れてきたの?」
そう。
迷彩服の見知らぬ兄ちゃんが私の首にクナイみたいな刃物を突きつけているからで。
何者?ははっ。
こっちが聞きたいわ。