戦国BASARA
□第10話
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「あ゛ー……」
なんてことをしてしまったの私…。
忍相手にキレちゃうなんて殺せって言ってるようなもんでしょうよー…。
ぜったい猿飛さん怒ってるでしょ…怒らせた自信あるもん。
幸村くんのために毒とか警戒してたんだから、あそこはもっと大人の対応をするべきだったに違いない。
主人公2不在の今、あの人から自分の身を守れる自信なんて全くない。
「って、今更考えたって仕方ないんだけどさー…」
何しろ我慢できなかったんだから仕方ない。内心、猿飛さんには常に悪態をついている。
『せっかく私たちが住まわせてやるって言ってるのにこの野郎…』
みたいな。
しかしそれはあちらからしてみれば大きなお世話で、彼らがトラブルを起こしてこちらに被害が来ないようにしたいのはどう考えても私の都合。
つまり、捉え方によっては『住んでもらっている』って状態になってしまうのだ。
考えれば考えるほど自分に非があることを思いしらされるって…悔しい。
「こんなだから1人暮らしむいてないんだよね。」
普段馬鹿で何も考えない自分が悩み事なんてしてしまうと、頭が痛い。
そんな時は主人公2がさり気なく気遣ってくれたりしていたけど…何度も言うように、今はいない。
「チックショー!!!!!
「やかましいわ!!」
ベシッ!!!!
「ぎゃんっ痛い!!何するの元就!?」
「さきほどからひとりで何をブツブツとほざいているのかと気になって中に入ったとたんさけびおって…!!!!」
「勝手に入って来たくせに理不尽な坊や!!」
「われを子どもあつかいするでないわ子どもふぜいが!!」
「あんたも子供だからね!!?」
自分のこと棚に上げすぎでしょこの子!!?
「かってにわめいて出ていったかとおもえば、こんどはじしつでさわぎおって…よけいなしんぱいをかけるでないわ!!」
「喚く!?私喚いた覚えはないよ!?」
猿飛さんにはちょっとどなっちゃったけど。
てゆうか、
「元就心配してたの?」
「Σなっ!!!?」
「へーえ。心配してくれてたんだー(〃`∇´〃)」
「かっかんちがいもはなはだしい!!」
「照れちゃって〜可愛い〜!」
これぞまさにツンデレってやつ!?こんなちっちゃいのにツンデレマスターだなんて羨ましい!!
別に目指してないけど。