戦国BASARA
□第7話
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主人公1「主人公2の力はその一撃必殺が限度だし、体力だってあんまりないんだよ?」
猿飛「そんなのわかんないじゃん。」
明智「その細腕をを見ればわかることですよ。」
毛利「主人公1とそう変わらぬではないか。」
主人公1「弱さの基準は私なの!!?」
明智「?そう言ったつもりでしたが。」
主人公1「明智さんひどくない!!?」
主人公2「・・・確かにアタシは空手有段者だし、そこそこ強いかもな。しかし速さしか取柄はねぇよ。そこのガキ二人ならいざ知らず、大の大人四人も一晩で運べるわけねぇだろ。」
真田「なんだかよくわからないがすごいでござる!!」
片倉「女の身でそれほどの腕前か。」
主人公2「・・・主人公1。」
主人公1「なあに?」
主人公2「お前まさかこいつらを中に招くつもりか?」
唐突に話を切り出されても動じることなく笑う。
主人公1「だったら?」
主人公2「・・・殺されるかもしんねぇぞ。」
主人公1「そんなんわかんないじゃん。」
猿飛「よく言うね。俺様に殺されかけたくせに。」
主人公2「お前自身は無力だろうが。本当に安全だっていう保証はない。」
主人公1「なりちゃんとかいるから大丈夫だもん。」
毛利「ずいぶん人まかせな女よ。」
猿飛「俺様無視されたんだけど。」
片倉「もう黙っておけ猿飛。」
睨みつけていた目を主人公1から離して溜息を吐いた後、背を向けて吐き捨てるように呟く。
「・・・・・・勝手にしろ。」
主人公1「さっすが主人公2!!」
慶次「主人公2ちゃん・・・」
パァアア・・・と顔を明るくする慶次
。そのまま主人公2は中へ戻る。その後を追う光秀。
明智「よろしいのですか?」
主人公2「いいんじゃねぇの?この家は半分あいつの物だしな。アタシだけに決定権があるわけじゃねぇだろ。」
明智「何か危害があったらどうするのです?」
主人公2「そん時は斬っとけ。」
明智「ふふふ・・・わかりました。」
主人公2「・・・冗談だからな?」
明智「ええ・・・もちろんですよ。」
主人公2「(怪しすぎる・・・)」
伊達「おい、あんた…主人公1っていったか?」
主人公1「うん?何だい青いの。」
伊達「だてまさむねだ。ゆーしー?」
主人公1「ん。I see。」
政宗の舌っ足らずな英語に、軽く答える。
伊達「いこくごがわかるのか!?」
主人公1「英語のことかな?簡単なやりとりならできるよ。うち馬鹿だから長文は無理だけど。」
毛利「ほう。このじだいでは、ばかでもいこく語が話せるのか。」
主人公1「なんだか今日あったばかりの元就から言われると泣きたくなるね。」
容赦なく揚げ足をとってくる元就に、本気でへこみだす。
伊達「おまえおれたちをおいてくれるのか?」
片倉「ま、政宗様っ!!?」
伊達「うぇいと。こじゅうろう。はなしをきくかぎり、こいつをあくにんとはおもえねえ。」
真田「そ、それがしも…っ!!主人公1どのはきっとわるいおかたではない!!」
猿飛「ちょっと何言ってんの旦那!!?」
毛利「こやつの顔が悪人なら世の中はみな阿呆面な咎人ばかりぞ。」
主人公1「ちょっと元就!どういう意味なの!?まあ、子供の直感ってあなどれないしね。信じてあげたら?実際私悪人じゃないし。」
((((子ども…ι))))
実際の年齢はとうに元服を済ましている幸村と政宗、そして主君の実年齢を知っている佐助と小十郎は複雑そうな表情で主人公1を見る。
主人公1「まあ、青いのは最初ひどかったけどね。」
伊達「まさむねだっていってんだろ!!」
主人公1「あーやだやだ子供はすぐ怒るんだから。」
毛利「なぜ我をみる。我はちがう。こんな青い小さいのといっしょにするでないわ。」
伊達「このあま…っ!!」