ワンピース
□到着
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「私、誰と行動するといいですか?」
超新星の中でいち早くシャボンディ諸島に到着したキッド海賊団。
甲板は初めて見るシャボンの玉が浮かぶ島に浮かれる者や、買い出しの指示を出している者や、コーティングについて話し合っている者と様々だが、キラーはその中で買い出し班、コーティング班、船番などを決めていた。
そこで疑問に思ったユミは訪ねた。
「お前は船番だ。」
キラーの後ろから我らが船の船長が登場した。
「残念。なかなか面白そうな島だと思ったんですけどね。」
「おいキッド、」
「文句はねえな?」
「ありませんとも。」
「ならいい。」
キラーは何か言おうと口を開いたがユミ自身が承諾したため、黙った。
本人は飄々としているため、あまり気にする必要はなさそうだが、仮にも女。買い物をするくらいは許してやれと思ったのだ。
「何もずっと船番なわけじゃねえよ。明日もある。そん時は俺と来い。」
「了解でーす。」
気の抜けるような返事ではあったが嬉しそうな声だった。
キラーも納得したような雰囲気で指示に戻った。