ワンピース

□動く
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「シャボンディ諸島?」
「ああ。」
「それが次の島?」
「正確に言えば、次の次の島だ。次の島は上陸してもあまり意味がない。」
「へー。」






サチコの船長室での生活もまあまあ慣れたものだ。

本人としてはプライベートもへったくれもないと思っているのだが、世話になっている自覚があるため大人しくしている。



と言っても、日中は調理場でコック補佐をしているため、この部屋にいることは少ない。

今日は例外だった。








「これは俺の推測だが、シャボンディ諸島には俺と同じ世代の超新星が集まる。」
「超新星?なに?めっちゃ輝いてるよ的な?」
「お前は新聞を少しは読め。最近名を挙げている有力な海賊のことだ。」







呆れながらため息をつくロー。

いまいちピンとこないサチコ。







「ユースタス屋もそこに居合わせるはずだ。」
「ゆーす・・・え?」
「赤いのいただろ。お前が迷子になった時にいた奴だ。」
「あー・・・チューリップか。」
「恐らくジュエリー屋もくる。」
「ボニーちゃんも!?やったーーーーー!!」
「はしゃぐな。」









まるでご当地ゆるキャラのごとく飛び回るサチコを視界に入れながら話を続ける。









「そこでサチコ、お前には言っておかなきゃならないことがある。」
「??」
「次の島には長らくいる必要はない。そこからシャボンディ諸島へ到着するにもあまり時間はかからないだろう。」
「珍しくくどくない?はっきり言えばいいじゃん。」







本題になかなか移らないことに少し不審に思う。
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