黒バス(シリーズ)

□ななつ
1ページ/4ページ




「花宮。」
「んだよ。今急いでんだ。」
「大事な話なんだ。聞いてくれ。」







部活終わりに着替えを済ませた花宮を古橋と原が呼び止めた。

あまりいい顔をしないのは承知の上だったが、今日は特に焦った顔をしているように見える。







「・・・さっさとしろ。」
「すまない。」








相変らずの無表情で話す古橋。

その目には決意が見える。










「俺たち名前に会いたいんだ。」
「・・・。」
「昨日の今日で無理を言ってることはわかってる。」
「だが、俺たちだって名前と話すことがあるんだ。」
「頼む花宮!」








花宮の表情は冴えない。
快く了承できない頼みだと言うことも二人にはわかっていた。

それでも意見を押し通す必要があった。



再び彼女に・・・







花宮の後ろをついて回っていた彼女に会うために。
次へ  

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ