黒バス(シリーズ)

□むっつ
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花宮くんが焦ったみたいな、悲しいみたいな顔で私の元を訪れてから一日が経った。



また私はこの部屋に・・・いや、この家に独りきり。





昨日は二人とも食欲がなかったから何も食べてない。

花宮くんは9時くらいに帰った。





クラクラと揺れる視線は日に日に激しさを増す。


明らかに栄養不足だとわかっているけれど。









「なにか・・・食べるもの・・・。」










この部屋にはつい最近母親が買ってきた苺ジャムの空き瓶くらいしかない。



一階に降りて台所に行くことにした。
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