黒バス(シリーズ)

□ひとつ
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太陽が一番高く登る時間。



午後12時に私は目を覚ました。




「あっつ……」




忌々しげに呟いてベッドに肘をついて体を起こす。



真夏の12時なんて部屋は蒸し風呂状態で、キャミソールが肌に張りついて気持ち悪い。


風呂に入りたくても、ベッドからの移動も、ドアを開けるのも面倒で再びベッドに倒れ込んだ。





のに、







「よお。」







ドアが開いた。





「おかえり、花宮くん。」





目線だけ動かしてお出迎え。
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