テニスの王子様

□第九話
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〜中庭〜






「ったくもう!太一は教育熱心なんだから。・・・子供だと思って舐めてたら痛い目見るかも(汗)」







手入れされた芝生の上に寝転がる。







「でも、このままじゃ王が何て言うか・・・」







考えただけでも恐ろしい。









「こんな所で何してんだ?」







またしても声をかけられた。


起き上がって顔を向けると赤い髪が目に入る。







「ブン太!ちょうどいいところに。今ね、」

却下。

「早っ!?てゆうかまだ何も言ってないよ!?」







提案しようとした言葉を遮られ、心外そうな顔をするリリ。






「大体予想はつくぜ。どうせテストの成績上げて欲しいとか、そういうことだろい?」

「わかってるなら話は早い!ね、いいでしょ?」

「無理だね。俺達はこの前の騒ぎの後始末で忙しいんだよ。」

「・・・あずき洗いの分際で。」

「お前あずき洗いの苦労知ってる!?全然怖くねえとか言われんだからな!!?」

「知らないよ。」

「リリ様なんか真田にでも教えてもらえ。」

「それはちょっと・・・。」






かなり遠慮願いたいところだ。






そのうちブン太も隣に腰を下ろす。
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