戦国BASARA

□第6話
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主人公1「私は今からご飯の用意があるから、少し待っててねナリちゃん!」

毛利だれがなりちゃんだ!!」

元親「お前だろもうり。」

毛利「だまれちょうそかべ!!ひめわこが口をはさむでないわ!!」

元親「なんだと!!やんのか!?」

毛利「じょうとうだ!かえりうちにしてくれる!!」

主人公2「うるせぇ!!!!」




ドゴッ!!!!




元親「いてえ!!」

毛利「っ何をするのだ主人公2!」

主人公2「食事前に騒ぐなっての!!大人しくしてろ。てかその前に自己紹介くらいしやがれガキ共。」

慶次「おっ、こりゃしつれい!俺は前田慶次ってんだ。よろしくたのむぜ!!」

元親「俺は長宗我部元親だ。おにがしまの鬼たぁ俺のことよ!!世話になるな!!」

主人公2「(やっぱ武将の名前なんだな…)」

主人公1「よろしくね紫と黄色」

「「話きいてたか!!?」」

主人公2「アイツは覚える気が起きるまで覚えねぇからほっとけ。」

竹中「主人公1くんは馬鹿だからね。」

明智「ええ。」

毛利「ふんっ。ばかほどあわれなことはない。」





何で私ってば会って数時間のこいつらにまでボロクソ言われてるんだろ…あれ、なんだか目から水が。






主人公2「ヘコんでないで飯つくれ飯。もう腹減ってハゲるっての。」

主人公1「………ハゲればいいのに(ボソッ」

主人公2「あ゛ぁ゛!!?」

主人公1「今すぐ作りますすみませんっっ!!!!」

主人公2「わかりゃいいんだよ。」





シクシクと泣きながらキッチンに立つ私をソファーで足を組んで嘲笑う主人公2。

なんて鬼畜な女子高生。
本人に言うと鬼畜さが増すので言わないけど。





チョンチョンッ




主人公1「?」




なんか、さっきまで主人公2の近くにいたはずの黄色いのが私の服を引っ張っている。






慶次「(にぱっ)」

主人公1「!!」






それはそれは可愛い笑顔つきで!!!!





ガバッ!!
ギュウッ!!


思わず抱き上げた。



主人公1「どうした黄色い少年!お腹へったかー?vV」

慶次「慶次だよ主人公1ちゃんっ!!」

主人公1「けーじ?」

慶次「なまえっ!!」

主人公1「…ああ!」



慶次って呼べって意味ね!
なるほど!




慶次「いつまでも『黄色いの』じゃいやだよ。」

主人公1「まあ、確かにそうかもねι」

慶次「だから名前!」

主人公1「わかった。慶次くんって呼ぶ。」

慶次「『くん』もいらないよ!」

主人公1「そう?じゃあ慶次ね!」

慶次「よし!」





何この子超人なつっこいんですけど!!

元就くんのツンデレもなかなか可愛いけどこっちは素直で可愛い!!

子供の可愛さってこういうものだよね!!




慶次「主人公1ちゃんはりょうりできるのかい?」

主人公1「うん。基本的に食事は私が作ってるよ。」

慶次「主人公2ちゃんは?」

主人公1「できないわけじゃないけど作らないんだよね。」

慶次「何でー?」

主人公1「面倒くさいんだってさ。」

慶次「……それっぽいね。」





そうだよね。
主人公2にピッタリな理由だよね。







元親「なぁなぁ!この黒い箱は何だ??」



それにしてもリビングの方がなんだか騒がしいなぁ…。

未だにイライラしてそうな同居人は大丈夫だろうか…
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