戦国BASARA

□第7話
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ぎゅるるるるるるるるるるるるる








「「「……」」」

真田「ぐすん。それがし、くうふくでござる…」




何とも緊張感のない幸村の腹音により、その他3人は呆れた目を向ける。




猿飛「旦那〜ιあんた人格まで幼くなっちまったのかい?さっきからぐずりまくってるよ?」

真田「そうはいわれてもだな…」

伊達「Ha!!なさけねえなさなだゆきむらぁ!!」

片倉「政宗様、そのように舌っ足らずな口調で申されましても…」

猿飛「あんたまで情けなく見えるよ、竜の旦那。それじゃあまるで竜の落とし子じゃないの。」

伊達「なにぃ!!?さるのぶんざいで!!」

片倉「やはり政宗様の人格も若干幼いかもしれんな…」

猿飛「よりにもよってこの二人が一番若返っちまうなんてね〜…面倒くさいってゆうか世話がかかるってゆうか…」

真田「きこえておるぞさすけ。げんきゅうだ。」

猿飛「そりゃないぜ旦那ぁああああああ!!!!」








ガンッッ







「「い゛っっ!!?」」

片倉「政宗様!?」

猿飛「ちょっと旦那大丈夫!?」







玄関の扉に背を預けていた政宗と幸村の頭にいきなりひらいた扉が激突した。






主人公1「うるさいんだよアンタら!!発情期ですかこの野郎!!」

慶次「だいじょうぶかい?まさむねに、さなだの兄さん。」

真田「まえだどの!!」

伊達「てめぇおれのなをよぶんじゃねぇ!!」

猿飛「ちょっとアンタ。旦那の頭をこれ以上おかしくする気?」

真田「げんきゅうだ、さすけ。」

猿飛「何で!!?」

片倉「今のは失言だったぞ猿飛。」

主人公1「うん。まるで今でも頭がおかしいって言ってるようだったよ。猿飛ぶくん。」

猿飛「猿飛ぶくんって何!?さるとびなんだけど!!」

主人公1「うるさいよ猿と武勲。私の耳が聞こえなくなったらどうしてくれるの。」

猿飛「猿と武勲って言った!!?なんかだんだん猿が独立していくんだけど!!」

主人公1「私人の名前覚えるの苦手なんだよね。許して武勲。」

猿飛「覚えててわざと間違ってるでしょ!?関係ない方残しちゃったんだけどこの子!!!!」






慶次「・・・主人公1ちゃんはなしが進まないよ?」

主人公1「おお!そうだったね!」






佐助と主人公1のコントに流されそうになった空気を慶次がなんとか抑えた。






片倉「話?俺たちに何の用だ。」



刀を抜く体制になり、警戒する小十郎。からかうように主人公1が答える。



主人公1「それが我が家の玄関先にいつまでも居座ってる人の態度なの?主人公2がいつまでも君たちを救う気がないから、私たち二人で気にかけようと思って来たのに。」

猿飛「気にかけに来ただけなんだね。」

主人公1「言葉のあやだよ猿。」

猿飛「猿言わないでくれる?さっきはなんだか流されちゃったけど、一応俺様だって忍。今君を殺すことだってできるんだよ?」

真田「さ、さすけ!!?」

片倉「おい猿飛!!」






朝のようにクナイを瞬時に首に突きつけて言う佐助に焦った周りが止めようとする。しかし、






「やれるものならどうぞ?」




おかしそうに挑発を始める。




慶次「主人公1ちゃん!?なに言ってんだい!!?」

猿飛「へぇ。随分余裕じゃない。」

主人公1「余裕なんだよね。君一人ならさ。」

猿飛「へえ?」






クナイに力を込めようとしたその時。






「オラァッッ!!!!!」

「っ!!?」




カラン・・・ッ






猿飛「あんた・・・!!」

真田「いつのまに・・・」

主人公2「てめぇ何うちの玄関で法律違反してやがんだ。」






いきなり現れた主人公2に驚きを隠せない四人。






主人公1「そこなの!!?私の心配じゃなくて法律なの主人公2!!?」

明智「おやおや・・・随分素早い動きをするんですね。」

毛利「きさま我を押しのけてこうげきするとは・・・!!とゆうかはなさぬかあけち!!!!気もちがわるいわ!!」

明智「毛利は失礼なことを言いますねぇ。」






片倉「おい女。てめぇ今何しやがった。」

主人公2「見てわかんないのかよ?アタシはただその迷彩の腕を蹴り飛ばそうとしただけだ。狙いは外れたけどな。」

猿飛「あんた今俺様の腕折るつもりだったでしょ?」

主人公2「何か悪いかよ?そっちは同居人殺す勢いでいやがったんだ。こっちの攻撃なんざ、可愛いもんだろ?」




ニヤリと不敵に笑う主人公2。





猿飛「可愛くないよあんた。比べればそっちの子の方が幾倍も女らしいね。」

主人公2「女が繰り出した蹴りを完全に避けられないてめぇも、なかなか女々しいがな?」

猿飛「(カチーン)言ってくれるじゃないの・・・」




笑いながらも目はじとーっとしている。





真田「おちつけさすけ。そちらのおなごがいうことにも、いちりある。」

伊達「さなだのいうとおりだぜ。さる。まだまだみじゅくってことだ。」

片倉「成程。そのくらいの腕がありゃあ俺達を連れ去るのも簡単・・・「なわけないじゃん。」てめぇ・・・!!」





小十郎の言葉を遮って主人公1が言う。
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