ワンピース
□彼女?
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「サチコ、デートだ。」
「死ねば?」
「サチコ!島に着いたんだ!一緒に出掛けようよ!!」
「よし!行こうベポ!!」
「Room」
「キャプテンどうしたの!?サチコ何したの!!?」
「え゛!?知らないよ?」
「気を楽にしろベポ…」
「ぎゃぁあああああああああああ!!!!」
「キャー!!ベポがバラバラに!!?」
「何騒いでんだベ…ぎゃぁあああ!!?」
「シャチの生首キモッ!!」
「巻き込まれたのにひどくね!!?」
ペンギンが来てローをなだめるまで色んな人がバラバラになった。
「まったく、もうとっくに島に着いてるのに船長がそんなんじゃみんな困る。」
「何?まだ買い出し行ってねぇのか?」
「あんたが買い出し班の奴までバラすからだろ。」
「…」
「はぁ…サチコと出掛けるんだろ?今シャチに支度させてるから、しばらく待ってくれ。」
「お前らついて来るつもりか。」
「まさか。俺らがいたらおかしいだろ。」
「確かにな。」
「ベポは何とかするからサチコと出掛けてくれ。」
「…最初からそのつもりだ。」
一方のサチコ…
「何で私がローとデートしなきゃいけないの。」
不本意すぎてムスッとするサチコ。
「頼むよー…じゃないと俺たち、また船長にバラされちまうι」
「シャチなんかバラバラになるべきなんだよ。」
「真顔で恐ろしいこと言うな!ベポもまたバラされるかもしれねぇんだぞ!!」
「ベポも!?それは嫌だ…」
「お前のベポ贔屓はもう泣けてくる…グスッ……」
「泣かないで。気持ち悪い。」
「サチコのためにこんな手かけてやってんのに何この扱い…出来たぞ。」
「うお。すげぇ。シャチプロのスタイリストなれんじゃない?」
鏡の前に立ったサチコは淡いピンクのヒョウ柄Tシャツに薄いジーンズのショートパンツ。足元はハイヒールのグラディエーターサンダルだった。
うっすらメイクもしてある。
「俺にしてみればこれくらい朝飯前だ!」
「すっげー。ちなみにこの服どうしたの?」
「昔船長が乗せたおんなの部屋着。」
「部屋着派手だなおい。他はつっこまねぇぞ。」
「おぅ。」
その女の人はどうしたのかとか、どうゆう関係だったのかとか…気になることはいっぱいあったけど敢えて聞かなかった。
なんだか気にしてるみたいで嫌だったし、あまりいい気がしなかったから…でも、
「ローって女遊びしてたの?」
「あー…まあ、船長モテるからなぁ。」
「ふぅん。」
胸のあたりがすごくモヤモヤした。