ワンピース

□女は買い物好き
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キッド海賊団にて





「ユミ。」

「キラーさん。何ですか?」

「もうすぐ島に着くそうだ。必要なものもあるだろう?揃えてくるといい。」

「え。」

「どうした。」





あたしお金持ってないしorz

下着とか確かに欲しいし、セーラー服のままだと動きづらいから着替えも必要…


だけどさ…お金ないとどうしようもないじゃん?




「さっきから何百面相してやがる。」

「キッドか。」

「ユースタスさん…」




いたんだ。気づかなかった。




「次の島は治安が良くねえ。俺も付き合う。」

「あー…ありがとーございます。」

「フンッ。下手に人質にされても面倒だからな。」

「違いない。」



一応救ってやったんだけどな…。それを言うならお互い様、か。


『生かしてやってるだけだ』


…確かにね。あっちからしたら侵入者だし。正直あたしは生きることに固執するほど、まともな人間じゃない。




「おい、聞いてんのか。」

「あ、はい。」



いけないいけない。
つい聞き流してたようだ。



「とにかく、服とか買っとけよ。靴もな。」

「…あの、ユースタスさん?」

「あ?何だ。」





「お金…持ってないんですけど。」




「…」

「…見事に、何もないです。はい。」

「…」

「あ、買えなくてもそこら辺の布で大丈夫ですよ。」




キラーさんもユースタスさんも変な顔しとる。いや、キラーさんの顔は見えないけどね(笑)雰囲気で。

あたしなんかおかしいこと言った?




「たからねぇのか?」

「は?宝なんてないですけど。」

「ちげぇよ馬鹿。ねだらねえのかってことだ。」

「何でやねん。そんな図々しいことしません。」




そこまで厚かましくない。生憎、媚びる方法なんて全く知らない。



「ククッ…ユミ、心配せずともキッドは最初から買ってやるつもりだぞ。」

「え。そんな悪いからいいよι布でいいよ。」

「アホ。そんなんで歩かせるか。」

「こうゆう時は甘えておけ。布で生活されてはこちらもヒヤヒヤする。」

「あ、はい…」




この閣下…意外といい奴だな。てか、キラーさん、ヒヤヒヤって何。





「じゃあ、よろしくお願いします…?」

「ああ。」










とかゆう、やり取りはした。




だけど!!!!
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