ワンピース
□リスク
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「サチコ!大丈夫か!?」
「船長!そんなに揺らしたら駄目ですよ!」
「ごめんなサチコ!!昨日俺があんなに激しくしなければ…!!」
「え!?やっぱりもうヤって…」
「誤解を招くなぁああああああああああ!!!!」
ゴッ!!!
「うっ!!?」
サチコ、半開きの目でローに寝起きのアッパーカット。
軽く吹っ飛ぶ細身の体。しかし帽子はかぶったまま。
「キャプテン!!?」
「「「船長ぉおおおおおおおおお!!!?」」」
人が寝てるのをいいことに何晒してくれとんじゃこの男は!!!!
まだ気持ち悪い気がしなくもないけど、心に正直に生きなきゃ今いろいろ爆発する!!!!
「ッはぁ…はぁ……てめぇテキトーなこと言うなコンチクショー!!」
「息切れしてるよ!まだ休まなきゃ!」
ベポが制止の声を発するが、華麗にスルー。
とうとう隅っこで『の』の字を書き始めてしまう。そちらのフォローに回る気の利くペンギン。
「フッ。愛情の裏返しか。」
「違うわボケ!!!!」
「心配しなくても、サチコの愛は届いてるぜ☆」
「もう嫌。このおめでた頭ホントに嫌。」
「(無視)だから安心して寝てろ。船酔いだったんだろ。」
「え。」
私そんなこと一言も言ってなかったのに…
「さっきまで嵐でひどい揺れだったし、サチコはまだ慣れないんだ。船酔い以外ないだろ?」
「久々の真面目発言…」
確かに、こいつ医者だったな←普段があまりにもヒドいから忘れてたけどさ。
「毎日同じ部屋で寝てんだ。それくらいわからなくてどうする?」
「…」
「まあ、朝の時点で気づけなかったのは俺のミスだな。」
「ロー…」
「悪かった…」
「ねぇ、ロー…」
「何だ」
「「「(船長とサチコ、いい感じだ…!!)」」」
サチコは俯いていた顔をローに向け、
「勝手に下着変えんなバカヤロぉおおおおお!!!!」
バキィッ!!
「ぐぇっ!?」
「キャプテン!!」
「「(あー…ι)」」
「やっぱ船長報われないのな…ι」
「今回はいける気がしたんだけどなι」