テニスの王子様
□第九話
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日吉「とにかく、ただでさえ人手不足なんですから。早く戻りますよ。」
丸井「嫌だーー!!」
リリ「がんばれ日吉!」
日吉「ありがとうございます。さあ、行きますよ。あずき洗いの手も借りたいくらい忙しいんです。」
丸井「お前ぜってー馬鹿にしてるだろぃ!!」
言い合いをしながら引きずり、引きずられていった二人を見送ったリリ。
「結局、何にも解決しなかったな・・・。」
こうなったら手当たり次第勉強を教えてもらうしかない。
ジャッカルの場合。
「ジャッカル〜。」
「リリ様!」
「英語教えて!てか教えろっ!!」
「命令形ですか。」
「ジャッカル先輩ーーーー!!」
「赤也?」
「切原だー。」
「リリ様ちっス!!仕事溜めちまったんで手伝ってください!!」
「ちょっと切原!リリの勉強の邪魔しないで!」
「ええ!?赤姫様が勉強!!?
・・・・・無理っしょ。」
ガツン!!
「いいもん。他当たるから。」
切原をノックアウトしたまま、リリは去った。
「・・・おーい。生きてるか?」
「栓抜き握って殺人パンチする姫様がどこにいるんスか・・・。」
「ここについさっきまでいただろ。」
「ああ。そ・・っス・・・ね・・・・(ガクッ)」
切原は力尽きた。