テニスの王子様

□第二話
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丸井「いいか?姫様たちだってれっきとした妖怪だ。それはわかるな?」

「は、はい。でも何の妖怪なのかは・・・」

丸井「見ただけじゃわかんねぇだろ?当然だ。」

壇「???」








壇は首を傾げた。







丸井「もともと王はな、怪物たちを自分に一番近い家臣にする気なんてなかったんだ。だから、『創った』んだ。4人の王女をな。」

壇「つまり・・・ロボットってことですか?」

丸井「ちげーんだな〜・・・どうやってかはしらねぇが、妖怪を創ったんだよ。オリジナルのな。」

壇「オリジナル・・・」







夢物語を聞いているような顔で、相槌を打つ壇を見ながら話を続ける。





丸井「んで、例えばリリ様の能力は怪力。さっきの暴走でわかったな?」

壇「は、はいです!」








さっきの地獄絵図を思い出して真っ青になる。







丸井「んで、同じようにユミ様の能力は並外れた速さを持つ体術だ。」

壇「それであんなに・・・」






「何の話かしら?」





「「ナツコ様!!」」

「見ない顔ね。この前の人事異動で入ってきた子?」

「そうです!壇太一です!」

「純粋そうでいいわね。私の所にもほしいくらいだわ。」







ナツコは壇の頭を撫でながら言う。
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