04/09の日記
23:58
ジェイルク小話(長髪コンビ)
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カプ妄想語ったー より。
「ってわけでー、今日は大佐とルーク様でお願いしますぅ」
「はぁ? 何で俺が買出しなんかしなきゃならねぇんだ。しかも陰険眼鏡と!!」
「買出しはともかく、私もお守はお断りです」
「んだとぉ?!!」
「はいはいはーい!! これはもう決定事項なんです! 買出しくらい、ルーク様、できますよ…ね?」
「!!」
「あ、まさかー…出来ない…とか?」
「っ、んなわけねぇだろ! 書いてあるモン買ってくるだけだろ。そんくれぇ出来るに決まってんだろ!! 馬鹿にすんな!!」
「じゃあ、お願いしますね!!」
「あぁ、やってやろうじゃねぇか!!」
「大佐も!」
「…そうですね。一人では色々と心配ですし」
「んじゃあ、決っまりぃ〜!!」
ということで。
今日の買出し当番は俺とジェイド。
どういう組み合わせだよ…考えたの誰だ、と思いながらもさすがにあれだけ見栄を切っておいて今更辞めるなんて出来ない。
アニスにいいように乗せられてしまった…。
俺も行こうか?
と気を使って言ってきた使用人がいたが、男三人で買い物とかむさくて…はは、笑えねぇよってことで、大丈夫の一点張りで断ってきた。
そして今に至る。
「歩くのが遅いですよ、ルーク」
「うっせーな。俺は脚が短ぇんだよ、誰かさんと違ってな!」
「おや、褒め言葉ですか?」
「そうじゃねぇ!!」
ギャーギャー言いながら道具屋に向かっていると、おばさんが笑顔でこちらを見ながら爆弾を落としていった。
「あらあら、ラブラブだねぇ」
「はぁあ?!!」
振り向くも俺の声は聞こえてないようで、そのまま通り過ぎて行った。
隣を見ると、ちょうど眼鏡の位置を直していて、表情が見れない。
「なんだ、あのババア…」
悪態をぼそりと吐き止まった足を動かそうとすると、急に手を取られた。
そのままコイツの歩幅で歩き始めるもんだから、こっちは歩幅合わねぇし早歩きだし…。
「何だ、手ェ離せ!!」
ブンブン振ってみるが、離れる気がしない。
すると今度は突然止まった。
肩にぶつかりそうになるのを防ぎ、体勢を戻すとおかしな行動の張本人が此方を見ていた。
「こうすれば、貴方ははぐれる心配がないでしょう?」
「んなことしねぇでもはぐれるか!!」
だが、こっちの言葉はお構いなしにまた出発。
しかし今度は何故か俺の歩幅に合わせてくれていた。
結局、宿に帰るまで繋いだままで、他の奴らに笑われた。
だけどアイツらは知らない。
ジェイドの手があったかいことを。
知っているのは俺だけ、それが、
嬉しい
だなんて…どうしたんだ俺…。
end.
【ジェイルク語り】町中を歩いていたら、突然すれ違いの他人に「ラブラブだねぇ」といわれた時の2人の反応について語りましょう。
というのが出て妄想が膨らみにふくらんだ結果。
付き合ってないんだけどね。
ジェイドの一方通行からの〜ってやつ。
おばさまに言われて少し嬉しかったジェイドと、自覚したルークの話でした。
いや、入学式が無事終わってホッとしたのよ。
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