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□頂き物小説A
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〜素敵テロ小説(エロ)を木葉様から頂きました〜




疲れた体と心を癒してくれるのは、いつだって忍だった。
暗い部屋で独り寂しく食事をしても味気ないし、話す相手もいなければ愚痴も吐けない。

そんな宮城の独り生活は、忍が同棲するようになってから明るくなった。
食事を一緒に食べて、下らない話をして笑う。
なんてことのない普通の日常に、忍がいるだけで救われている。

寂しさや、孤独と無縁でいられる。
心のより所があると、ほっと出来る。

玄関のチャイムを鳴らすと、パタパタと部屋の中から音が聞こえる。
それだけで、どれだけ安心できるだろうか。

「お帰り!!」
玄関をあけて、待ってました!!と言わんばかりの忍の笑顔を見ると思わず頬がゆるむ。

「宮城、カバン持つよ」
早く部屋の中に入って靴を脱ぐように促される。
「なぁ、宮城!!ごはんにする?お風呂にする?それとも、俺にする?」
わくわくと忍は笑顔を浮かべながら、まるで新婚夫婦のような問いを投げてきた。

「とりあえず、風呂だな。暑くて、汗だくなんだ」
「そっか、じゃあ背中流してやるよ」
「忍ちん?俺は一人で入れるから」
「ダーメ、宮城の背中は俺が流すんだ!!」
一度決めたことは絶対に覆さない忍に、宮城は大きくため息を吐く。

「風呂入るだけじゃ終わらないかもしれないぞ?」
「お風呂場で、お風呂入る以外に何するんだ?」
純真無垢な眼差しを向けられ、宮城は視線をそらす。

忍には、ちょっと早かったか…。
ベット以外で「する」ことを知らないのだろう。

「なぁ、何なんだよ?」
「さぁ、な」
そらせた視線と、誤魔化した言葉。
頭の中は既に「それ」しか浮かんでいなくて。

風呂でしようと言ったら、忍は一体どんな顔をするのだろうか。
怒る? 恥ずかしがる? 嫌がる?

だったら、一緒に風呂に入らない!!と忍が言ってくれた方が宮城としても助かる。
風呂に入ってからでは、抑えきれない可能性が高い。

「風呂で、セ●クス、するか?」
忍にそう尋ねると、みるみる顔を赤くする。
わたわた動揺しているのも、よく分かるほど。
忍は混乱していた。

やっぱり、ダメか。

あきらめて一人で風呂場に向かうと。
忍は、恥ずかしそうに宮城の手を引っ張る。

「み、宮城が、そうしたいなら。俺は良いよ…」
顔を真っ赤にさせながら、忍はそう言った。
「マジか?」
「うん、マジ」
こくっ、と忍は首を縦に振る。

「歯止め効かなくなるぞ」
「いいよ。宮城なら」
好きにして、と言われて止まる男がいるなら見てみたい。

宮城は、忍の服を脱がせて一緒に浴室へ入る。


しばらくして、のぼせた忍を介抱することになるなんて。
この時の宮城は、全く知らない。

fin.




テロ☆すき!夢民のために木葉様が投下して下さった小説です。(うふふ)

忍ちんは湯船の中で宮城に食べられたのか、それとも洗い場の方で食べられたのか、はたまたどっちもなのか!?・・・と、考えるだけで悶々出来ました♪

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