病名:恋愛依存症
□いつだって
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これは、異常な物語
「…おい」
「…なにー?」
「いい加減決めろ」
「…なんだっけ」
「……俺はもう旅に出る。お前は一体どうする」
「…んー、どうしましょうかねぇー」
そう、私がトバリに帰ってきてもう一ヶ月
シンジはもう旅に出たくて仕方ないらしいが、私は違う
「いやね、もう別に旅に出てもいいんだけど…まだ疲れが抜けないというか…」
そう、ここまで猛スピードで歩き回ってたため身体の疲れが異常だったのだ
「…せめて、明後日じゃダメ?」
「…わかった。明後日の朝6時に出るぞ」
「早っ!!」
「大体一か月も待ったんだ。たまには早起きしろ」
「うっわーシンジ感じ悪―…って痛っ!!」
シンジから強烈なでこぴんをくらってしまった
「…フン」
「『…フン』じゃない!かっこつけ!」
「…なんなら置いてって今すぐ旅出でてもいいんだぞ?」
「わたしが悪かったです許してくださいごめんなさいごめんなさい」
何回も謝るとシンジもめんどくさくなってきたのか、彼は部屋を出た
シンジside
…ったく、あいつはなんでいつもいつも…
それに付き合ってる俺も俺だが…
でも