pkmn Book
□ねぇ、だれか
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さよならってこんなにつらいものだっけ?
貴方は私の親友でした
貴方は私の大切な人で
そして貴方は私の恋人でした
「カノン!あのね!」
といつも笑っていたあなた
「ノボリが『サボらないでくださいまし!』って怒るんだよ!」
「サボっていたんですか?」
「ちがうよ カノンの所行き過ぎーって。これでも我慢してるのに」
そういってギューと抱きつく君
私はその背中を抱きしめ返すことはできませんでした。
・・・・嫌いなわけじゃないんです。
好きすぎて恥ずかしくて、素直になれなくて少し余裕なフリをして
そんなバカな私にあきれて喧嘩をたくさんしてしまいましたね。
キミは何にも悪くないのに
これで5度目の別れ話です
「ぼくだけが好きみたい・・・」
でも今回は何か違うんです
「ねぇ、別れよっか。」
クダリ、無理してたんだねゴメンね
「今までごめん」
「サヨナラ」
ねぇ なんで泣いたの?