*-短編Dream story*

□ナンパもほどほどに!
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はぁ…

俺はため息をつく……


え? なんでかって?

それは…


俺の彼女…妃那を怒らせてしまったからだ……
めったに怒らない彼女を…

「妃那…ホントごめんって!!」



『…別に怒ってないよ……』


いやぁ 絶対怒ってるっしょ!!

だって超不機嫌な顔してるもん!!
まぁ怒った顔もかわいいんだけどね♪


「出来るだけナンパは控えるから!ね?妃那〜許してぇー」



『……別にナンパのことは気にしてないよ……それより別のこと…あるよね?』



「…へ?」


『へ? じゃなくってさぁ… もっと大事なこと…忘れてない?』


なんだろう…大事なこと?誕生日とか?


でも妃那の誕生日はとっくに過ぎたし…お祝いもしたし……


「アハハ…わかんない… 何?」

俺は苦笑をしながら聞いた


そしたら……



『…わかんないの…? 私の服装見て…』


あっ!

見てみれば…以前はズボンにフード付きの服だったけど


今は…み…ミニスカート!?しかもフリル付き……
あんなにスカートを嫌がっていたのに……
「妃那ー?…一体何があ
ったの!?」



『だって…今日は正臣とのデートの約束だったから…』


「あ”…」



『…その反応…やっぱり忘れてたんだね…』

そう言って寂しそうにする妃那




俺は妃那を愛してる…

なのにこんなミスをした俺は最悪の男だ…

苦手なスカートを履いてまでデートしようとしていた妃那に…


俺は……


(ガタンッ…


ギュッ……


とっさに妃那を後ろから抱きしめた…


『…正臣!?…いきなりどうしたの??』


「ごめん…俺…最低だよな…」

そういいながら…彼女を抱きしめる力を強くする…


『なっ…///そんな…わかってくれたら…それでいいんだよ!?正臣も忙しいと思うし…私もごめんね?』



「……妃那は優しいよな…いつも……」


『へ?…そうかなぁ…』


「そうだよ…もっとわがまま言っていいんだぜ?もっと俺に甘えてもいい…」


『…でも…正臣に迷惑かける訳にはいかないから…だから言えないょ…』


「……言わないとキスするよ?」

妃那に顔を近づける…


『な…なんでそうなるの!…ちっちか
いよっ!///』


「ほら、早く言わないとキスしちゃうよ?」

俺はさらに顔を近づける…

『わ…わわかった!わかったよぉっ!言います言いますっ/////』


妃那は真っ赤な顔をしながら言う


『…一緒に…ジェットコースター乗りたい…////』

恥ずかしそうにそう言う妃那を見て…

「…かわいい…///」


『へ!?』


「かわい過ぎだぜ妃那ー♪お前は子供か!発想が子供過ぎるぅー♪」

ギュウウゥっ!!


『うわわっ///子供って酷いなあーっ!あれでも勇気出して言ったのにぃーって苦しいからぁ!///』


「あ、ごめんっ つい♪」

妃那を解放させ

「わかったっ♪つまり遊園地だなっ?」


『そう!遊園地っ♪ それが言いたかったんだよ!!』


「じゃあ時間がある日にいこっか、遊園地♪」


『うんっ♪ 次は忘れないでね』

彼女はやっと微笑を浮かべた

…………………

ナンパはほどほどに…


………………………




エンド♪


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