バスケが好きなんです!
□第四話 無理はよくない
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「愉羅ちんはお人よしすぎだしー」
「全くなのだよ。」
『そうかなぁ…』
「フン、まぁ愉羅のそういう所が良いと思うのだよ。」
『ありがとう♪』
「べ…別に褒めていないのだよ。」
「いや確実に褒めてたよねぇー、ツンデレなんだから〜」
「…うるさいっ。」
『やっぱり皆とお弁当食べるのって楽しいねー♪』
「愉羅っち…それ二度目っスよ(笑」
「お前達、お喋りも良いが 手を動かせ。
箸が止まっている」
全「『はーい』」
そして昼休みが終わり…
5限目、体育の時間
『………』
なんだろう…すごいだるいような………
「愉羅ちゃん? 顔色悪いけど大丈夫!?」
桃井ちゃんが心配そうにそういった
『…あ、大丈夫大丈夫! 全然元気っ! てか私は元気が取り柄だし♪
それに今日の競技バスケだし!
超楽しみ!』
「ふふっ♪ 愉羅ちゃんはホントにバスケが好きだよねっ」
『うん!』
と思っていたが……
『ハァ……ハァっ』
なんでだろう…
少し体動かしただけなのに……なんでこんなにだるいんだろう………
『……。』
やばい…
体が重い………
「鷹坂さん、大丈夫?」
クラスメイトが心配してくれている…
『だ、大丈夫だよ♪』
…やばい…
大丈夫じゃないよ……
フラフラと歩いていると…
ガンッ!!
『い"っ!!』
何かにぶつかった拍子に
意識が飛んでしまった…………