バスケが好きなんです!
□第三話 私、決めたよ
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………………何?
転校してまだ間もないので、教科書がまだない私は、いつも赤司くんの教科書を
机をくっつけて、見せてもらっているんだけど………
「……」
なんか………
間がありすぎじゃね??
こんなに机が離れていると…すごく見にくいんだけど……………
『あのー…赤司くん?』
「どうした、愉羅」
『…机をもう少し付けてくれないと…、見にくいって言うか』
「僕に逆らうな」
えぇー!????
ならどうしろと…?
…もうこうなったら無理矢理にでも見てやる!!
私は赤司くんの机に自分からくっつけて見た…
そしたら…
「…!?」
『…こうしないと見えないから!』
「……勝手にしろ」
そうやって、私からすぐに目を逸らした…
……うーん、今日の赤司くんは…何かが変だ
なんでだろう……?
私は赤司くんを見つめて見た…
「……っ///」
『…うーん』
「…何だ、用件があるなら言え」
『うーん……』
めげずに見つめてみた
「///…授業に集中しろ、今君が見るのは僕じゃなく 教科書と先生だ」
『…やっぱりいつも通りか』
「…?」
『赤司くん、今日はいつもとなんか違うなーって思ったんだけど…
そーでもなかった♪』
「………僕はいつも通りだ」
『そっか、じゃあいいんだよ♪さぁ授業授業!』
そして私は授業に取り組み始めた……
「はー……緑間っちー、見てくださいよアレ」
「興味ないのだよ」
「仲良く机くっつけちゃってさー、イチャイチャしてんのバレバレッスよー」
「黄瀬ちん気にしすぎじゃないの〜?」
「そりゃあ気になるッスよー…
俺、愉羅っちに超アタックしてるのに 軽く流されて……
なんで俺の魅力がわからないんスかねー、一応モデルだし モテると思うんスが…」
「その気持ちはわかるわ涼くん!
私も…テツくんに全力で猛烈アタックしてるのにー(泣)」
「黒子っちも鈍いッスからねー…お互い頑張るッスよ、桃井っち。」
「そうね!」
「なんかしらねーけど、片思い同士の新たな友情が芽生えたみてぇだな…」
「そうですね」
「んなっ!テツ、いつからそこにっ」
「此処、僕の席ですし」
「あ…あー、そうだったな(汗)」