バスケが好きなんです!

□第三話 私、決めたよ
1ページ/5ページ

朝……


私は思った……




バスケ部のマネージャーでも、サポートする以外に何かやれないか…


と、



私は桃井ちゃんみたいに情報収集出来る方じゃないし…



と言っても…私に出来ることなんて………



〔あんたってホントにバスケ馬鹿よねー、バスケばっかりやってて!
少しは女の子らしくおとなしく出来ないの?〕



そうだ…


私、小さい頃…
バスケ馬鹿って言われてた………。


『いやいや…バスケ馬鹿なだけで、部員を助けることなんて出来ないよね…(笑)』


今は体力や、バスケが劣っているけど……


またバスケが上手くなったら……


レギュラーは無理でも
他の部員にアドバイスぐらいは出来るかも!



『おしっ!なんか気合い入ってきたぁー!』



「おはようーッス!おっ今日は朝から元気ッスね♪愉羅っち」


『黄瀬くん、おはよ!私今日も精一杯頑張るから!』


「おっおうッス!」


『というかよく会うねー、黄瀬くん家って私ん家に近いの??』


「…近くないっスよ?愉羅っちに会う為にわざわざ遠回りしてるんス♪」


『なるほどー、体力作りかぁ…、感心感心♪』


「えっ!そこで何故そうなるんスかっ」

『違うの?、もしかして…私の為に??』


「…そうッス…」

『そっかぁ…私を心配してくれてたのかぁ……』


「そーいう事にもなるっス//」


『Thank you verymatch!!』


「何故英語ッスか!!」


『なんかテンション高くなると英語使いたくなる!みたいな♪』


「いやならないッスよー!」



そんな雑談をしながら校舎に向かうのだった…




教室に入ったら
早速赤司くんに、相談して見よう!

ダメならダメで しょうがないし
まずは、言うこと!
だよね♪


教室入り




『赤司くん、おはよう!』


「おはよう、今日はいつも以上に元気だな」


『うん! 赤司くんに言いたいことがあって…』


「言いたいこと?」

『今日の放課後に、屋上に来てくれないかな?』


「…」

なんだかすごくびっくりしてるけど…

「わかった、屋上だな。遅れるなよ」


『ありがとう!遅れないよ!』





…………


コソコソ…

「今の話、聞いたッスか?」

「聞いてしまったのだよ」

「ねーねーあれって超ベタじゃない〜?」

「ベタだな…ってか赤司すげぇ動揺してたし! ククッ」

「盗み聞きはよくないです」

「そーいう黒子っちもばっちり耳に入れてるでしょ?」

「フフッ♪いいなー…私も早くテツくんと♪♪」


…………………






え、何??


……なんか、すごく視線を感じるんだけど…!??


…きのせいだよね?
次へ

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ