バスケが好きなんです!
□第三話 私、決めたよ
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朝……
私は思った……
バスケ部のマネージャーでも、サポートする以外に何かやれないか…
と、
私は桃井ちゃんみたいに情報収集出来る方じゃないし…
と言っても…私に出来ることなんて………
〔あんたってホントにバスケ馬鹿よねー、バスケばっかりやってて!
少しは女の子らしくおとなしく出来ないの?〕
そうだ…
私、小さい頃…
バスケ馬鹿って言われてた………。
『いやいや…バスケ馬鹿なだけで、部員を助けることなんて出来ないよね…(笑)』
今は体力や、バスケが劣っているけど……
またバスケが上手くなったら……
レギュラーは無理でも
他の部員にアドバイスぐらいは出来るかも!
『おしっ!なんか気合い入ってきたぁー!』
「おはようーッス!おっ今日は朝から元気ッスね♪愉羅っち」
『黄瀬くん、おはよ!私今日も精一杯頑張るから!』
「おっおうッス!」
『というかよく会うねー、黄瀬くん家って私ん家に近いの??』
「…近くないっスよ?愉羅っちに会う為にわざわざ遠回りしてるんス♪」
『なるほどー、体力作りかぁ…、感心感心♪』
「えっ!そこで何故そうなるんスかっ」
『違うの?、もしかして…私の為に??』
「…そうッス…」
『そっかぁ…私を心配してくれてたのかぁ……』
「そーいう事にもなるっス//」
『Thank you verymatch!!』
「何故英語ッスか!!」
『なんかテンション高くなると英語使いたくなる!みたいな♪』
「いやならないッスよー!」
そんな雑談をしながら校舎に向かうのだった…
教室に入ったら
早速赤司くんに、相談して見よう!
ダメならダメで しょうがないし
まずは、言うこと!
だよね♪
教室入り
『赤司くん、おはよう!』
「おはよう、今日はいつも以上に元気だな」
『うん! 赤司くんに言いたいことがあって…』
「言いたいこと?」
『今日の放課後に、屋上に来てくれないかな?』
「…」
なんだかすごくびっくりしてるけど…
「わかった、屋上だな。遅れるなよ」
『ありがとう!遅れないよ!』
…………
コソコソ…
「今の話、聞いたッスか?」
「聞いてしまったのだよ」
「ねーねーあれって超ベタじゃない〜?」
「ベタだな…ってか赤司すげぇ動揺してたし! ククッ」
「盗み聞きはよくないです」
「そーいう黒子っちもばっちり耳に入れてるでしょ?」
「フフッ♪いいなー…私も早くテツくんと♪♪」
…………………
え、何??
……なんか、すごく視線を感じるんだけど…!??
…きのせいだよね?