春夏秋冬
□いつまでもはない
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「お父さんに言ったら、執事やめて、あいつは寮制の学校に言ったとか言われるし、
もう戻って来ないかもしれないって言うし」
「晴、俺にあそこにいる資格がないんだよ」
「資格なんていらないよ!あたしたちが気に入ればそれでいいの!」
「俺は殺人鬼だ」
心の奥が冷たくなっていく。
晴の顔は驚愕に満ちていた。
「春、知ってたの?」
「中学んときに知った」
「……でも、記憶はないんでしょ?」
「ない。俺は、殺人鬼である両親を殺したんだろ?全く、笑える」
「それで、迷惑かけれないって出ていったの?」
「殺人鬼がいるなんて嫌だろ」
「馬鹿!」
晴が大声で叫んだ。