妹達との日々をもう一度(長編)

□第5話〜第7話
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下記の話を一箇所に纏めました。

第5話「ヒーリングボイス」
第6話「心に響くそれぞれの思い」
第7話「帰ってきた理由」




メンバーの前で宗司は戸賀崎さんに尋ねる




宗司「・・・まずは自己紹介と行きたい所だが・・・トガさん・・・
   俺って1期生以外のメンバーにはどう話してあります?」


戸賀崎「・・・お前の存在自体話していない・・・「あの件」は
    迂闊に話して良い内容ではない・・・俺と秋元さんでそう決めた・・・
    1期生も当時のスタッフも外部には洩らしてないはずだ・・・」


宗司「・・・そう・・・ですか・・・」


戸賀崎「ただ・・・さっき「鬼人」となったお前の説明で
    聖家の話は少しさせて貰ったが・・・」


宗司「・・・怖がらせちゃったみたいですね・・・ごめんね・・・
   その娘の治療が終わったら・・・すぐ消えるから・・・我慢してね・・・」




宗司は悲痛な顔をしメンバーに頭を下げた・・・




指原「そんな事・・・言わないで下さい・・・確かに怖かったのは事実です・・・けど!」


篠田「助けてくれなければ、あきちゃはもっと酷かったかもしれない・・・」


大島「逆に感謝しきれない位・・・嬉しいですっ!」




そう言い残し・・・3人は最高の笑顔を見せてくれた・・・




宗司は嬉しかった・・・
過去に仲間を助ける為、「鬼人」となったが・・・
恐れられ自分から離れていってしまった過去があるから・・・




宗司「・・・ありがとう・・・じゃあ改めて自己紹介だ・・・
   俺の名は「聖 宗司」だ…名前だけで良いから紹介宜しく」




宗司はそう簡潔に話す




大島「私は2期生の大島 優子です」


篠田「私は1.5期生の篠田 麻里子だよ」


宗司「・・・1.5期生?」


戸賀崎「あぁ・・・篠田は水夏の補充要員で入れたから1.5期生なんだわ」


宗司「・・・なるほど・・・」


指原「指原 莉乃ですっ5期生ですっ」


大島「・・・そこで寝かせている娘は・・・高城 亜樹で6期生です・・・」


戸賀崎「んじゃ次は俺か・・・俺の名は・・・「トガさんは要らん」・・・ちっ・・・」


宗司「…それと高橋と峯岸の紹介も要らん・・・記憶力は良い方だし覚えてる」


峰岸「宗さん・・・昔みたいに愛称で呼んではくれないんですか?・・・
   最初に「たかみな」「みいちゃん」って呼んでくれたのは宗さんですよ・・・」


宗司「・・・逃げ出した俺に・・・呼ぶ資格は無いさ・・・」


高橋「・・・宗さんは何も悪くない!私達の「罪」を宗さんが「高橋っ!」っ!」


戸賀崎「それ以上は話すな・・・」


高橋「・・・すみません・・・」




たかみなとみいちゃんは目に涙を溜めている・・・




そんな光景を見て他のメンバーは息を呑む・・・




そして気になる・・・たかみなが言った「私達の罪」・・・
あの感じだと・・・宗さんが「罪」を被ったのだと判る・・・




やはり話して欲しい・・・6年前に何があったのか・・・
でも、この場では誰も話してくれないだろう・・・
秋元さんに掛け合ってみようと心に決めたメンバー達であった・・・


 
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