妹達との日々をもう一度(長編)
□第15話「その後の容態」
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病院side
たかみなは戸賀崎さんに連絡を取っていた
ﾌﾟﾙﾙﾙﾙﾙ…ﾌﾟﾙﾙﾙﾙﾙ…ｶﾞﾁｬ！
高橋「…高橋です…」
戸賀崎「…宗は…大丈夫か？」
高橋「すみません…まだ救急治療室から出て来てませんので…」
戸賀崎「…そうか…高城の方は？」
高橋「あきちゃの方は精密検査の結果、現時点では無傷です」
戸賀崎「現時点？」
高橋「はい…あの高さでの落下なので"むち打ち"の可能性があるそうで
それは明日にならないと何とも言えないって言ってました…」
戸賀崎「…ぶっちゃけた話…助かったのは奇跡としか言えんな…
あとは宗がどうなっているかだな」
高橋「詳細は不明ですが救急隊員さんの話では骨折は無いそうです
あっ…搬送先ですが"秋葉原総合病院だろ？"…知ってたんですか？」
戸賀崎「いや…秋元さんならそこに手配すると思ってな」
その時である…あっちゃんが走ってきた！
前田「たかみな！宗さん終わったよ！」
高橋「戸賀崎さん！宗さん終わったようです！今あっちゃんに代わります！」
たかみなから携帯を受け取り話し出す…
前田「戸賀崎さん！宗さんの治療終わりました！」
戸賀崎「…重症か？」
前田「外見だけを言えば重症です…ですが骨や臓器は無傷との事です」
戸賀崎「…宗が本当に"人"か怪しくなって来たな…で？…意識の方は？」
前田「麻酔が効いているので今はありませんが効果が
無くなり次第目を覚ますだろうって言ってました」
戸賀崎「了解だ…今から俺が行くからお前らは1度家に帰れ…
明日の全てのメンバーのスケジュールを破棄した…
午前10時に劇場にて話すから高橋と高城にも伝えてくれ」
前田「…判りました…伝えます…」
戸賀崎「じゃあお疲れ様…」
ｶﾞﾁｬﾘｯ
高橋「戸賀崎さん…何て？」
前田「今から交代でこっちに来るから…私達は1度帰れって言ってた」
高橋「…残念だけど仕事もあるしね…」
前田「仕事なんだけど…明日の全てのメンバーのスケジュールを破棄したそうだよ
何でも午前10時に劇場にて話すからたかみなとあきちゃにも伝えてくれって言われた」
高橋「…そっか…こうなる事なら最初から話せば良かったね…」
前田「でももう後の祭りだから…とりあえずあきちゃにも伝えよう…」
高橋「うん…そうだね…」
2人は宗司のいる病室へと歩いて行った…
病院side 終了
ﾌﾟﾙﾙﾙﾙﾙ…ﾌﾟﾙﾙﾙﾙﾙ…
戸賀崎さんの携帯が鳴り響いた…
戸賀崎「…高橋からだ…」
…ｶﾞﾁｬ！
戸賀崎「…宗は…大丈夫か？」
みんなの視線が戸賀崎さんに集まる…
戸賀崎「…ぶっちゃけた話…助かったのは奇跡としか言えんな…
あとは宗がどうなっているかだな」
大島「どうやら…あきちゃは無事のようだね…」
戸賀崎「秋葉原総合病院だろ？…いや…秋元さんならそこに手配すると思ってな」
板野「…近いね…でもあそこなら堂々とお見舞いに行ける…」
戸賀崎「…重症か？」
全員「っ！？」
全員に緊張が走る…が…
戸賀崎「…宗が本当に"人"か怪しくなって来たな…で？…意識の方は？」
宮澤「酷い言いようだけど…大丈夫みたいだね…」
戸賀崎「了解だ…今から俺が行くからお前らは1度家に帰れ…
明日の全てのメンバーのスケジュールを破棄した…
午前10時に劇場にて話すから高橋と高城にも伝えてくれ」
戸賀崎「じゃあお疲れ様…」
才加「どうでした？」
戸賀崎「あぁ…高城は無傷…とは言え高さが高さだけに"むち打ち"の危険性があるそうだ」
峯岸「…16階建てのビルからの落下ですからね…宗さんの方は？」
戸賀崎「外見は重症だが他の臓器や骨等は無傷だそうだ…
今は麻酔が効いてっから切れれば意識戻るだろう」
仁藤「とりあえず一安心ってとこですか？」
戸賀崎「まっそう言うこっちゃ…さてお前らも明日に備えて帰れ」
板野「…帰るのは帰るんですが…1個お願いが…」
戸賀崎「…宗を一目見てから帰りたい…だろ？」
板野「…何故判るんですか…」
戸賀崎「何年の付き合いになると思ってやがる…会いたいのは板野だけか？」
戸賀崎さんの呼び掛けに…全員が手を上げる…
戸賀崎「…全員かよ…」
大島「…何の為にこの時間まで待ってたと思ってるんですか？」
戸賀崎「…聞いた俺が馬鹿だったよ…まあ良い…すぐ出るから玄関に集合だ」
全員「はいっ！」
各自帰り支度をする為に楽屋に走って行った…