R E B O L A N
□only you
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数日後。
俺はファミリーの買出しである雑貨屋に来てた。
この辺は人通りも少ないから、俺らみたいな連中がうろついていることはよくあった。
もちろん。世間体もあるから俺みたいなのは目立たねぇようにするけど…。
この日はやけに黒スーツの奴ばっかだった。
きっと護衛か何かに違いない。
なんだ、今日は…。そんなスゲェ奴がこんなトコ来てんのか?
と思っていた、そのとき…。
俺は息を呑んだ。
一台の車が止まったと思ったら。
中からものすごく見覚えのある人影が降りてきたからだ。
それも車中の人物とやたら親しげに口付けまで交わしながら。
「…え…!?」