番外編
□彼の心にクールビズはあらず
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「ハルちゃん!」
「朝っぱらから何ぜよ…」
「どーしてカーデ着てるの!?衣更えだよ!?クールビズだよ!?。」
「制服にクールビズはねぇだろぃ」
「ブン太は黙らっしゃい!」
「テンション高…。はいはい…」
「せっかく半袖になるのにどーしてカーデ着てるの!?」
「焼けると痛いから」
「テニス部の台詞じゃねぇよな、それ…」
「ブンちゃん、お口にチャック」
「お前等な…」
「半袖ワイシャツを楽しみに来た俺のこの高ぶる思いはどーしたら良いの!?」
「知らん!」
「つうか、アリスよー。仁王の半袖なんて飽きる程見てんじゃねえか」
「制服は別腹よ!さあ、ハルちゃん!カーデ脱ごうか!寧ろワイシャツも脱いでスーパークールビズになろうか!」
「ブンちゃん!変態がいるぜよ!」
「今に始まった事じゃねえだろ…」
「さあさあ!」
「寄るな!暑苦しい!」
「ハルちゃんが脱いだら良いんだよ!さあ、どうする!?脱ぐ!?脱がされる!?」
「何故その二択なんじゃ!」
「俺は後者が良いな!」
「おまんは人の話を聞くというスペックを持て!」
「後者ね!」
「待て待て!誰も答えとらん!つうか脱がん!」
「10!ゼロ!」
「早っ!」
「さあ!」
「ブンちゃん!ヘルプ!っていないっ!」
「さあさあ!」
「ってか、お前もカーデ着とるじゃろ!」
「うん。焼けると痛いから」
「お前…」
【終】