番外編

□彼の心にクールビズはあらず
1ページ/1ページ



「ハルちゃん!」

「朝っぱらから何ぜよ…」

「どーしてカーデ着てるの!?衣更えだよ!?クールビズだよ!?。」

「制服にクールビズはねぇだろぃ」

「ブン太は黙らっしゃい!」

「テンション高…。はいはい…」

「せっかく半袖になるのにどーしてカーデ着てるの!?」

「焼けると痛いから」

「テニス部の台詞じゃねぇよな、それ…」

「ブンちゃん、お口にチャック」

「お前等な…」

「半袖ワイシャツを楽しみに来た俺のこの高ぶる思いはどーしたら良いの!?」

「知らん!」

「つうか、アリスよー。仁王の半袖なんて飽きる程見てんじゃねえか」

「制服は別腹よ!さあ、ハルちゃん!カーデ脱ごうか!寧ろワイシャツも脱いでスーパークールビズになろうか!」

「ブンちゃん!変態がいるぜよ!」

「今に始まった事じゃねえだろ…」

「さあさあ!」

「寄るな!暑苦しい!」

「ハルちゃんが脱いだら良いんだよ!さあ、どうする!?脱ぐ!?脱がされる!?」

「何故その二択なんじゃ!」

「俺は後者が良いな!」

「おまんは人の話を聞くというスペックを持て!」

「後者ね!」

「待て待て!誰も答えとらん!つうか脱がん!」

「10!ゼロ!」

「早っ!」

「さあ!」

「ブンちゃん!ヘルプ!っていないっ!」

「さあさあ!」

「ってか、お前もカーデ着とるじゃろ!」

「うん。焼けると痛いから」

「お前…」




【終】
 

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ