07/08の日記
16:34
忘れてしまった大切なもの(蛙軍曹:ギロゼロ前提ギロロ→夏美)
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何か護りたいものがあった気がする。何かとても大切な事を忘れている気がする。それが何のか考えていると忘れている気がした事さえも次第に忘れていってしまう。
「ちょっとギロロ!うちの庭で薪しないでって言ったでしょ!」
夏美に声をかけられて我に還り燃え過ぎた薪を慌て消した。
「あ、ああスマン」
「…まったく……」
夏美を見ていると忘れている気がする何かを思いだせそうな気がする。決して折れない強さを持つと同時に何処か儚げな、大切なもの。ずっと昔、この手で護りたいと願ってた。
「……?」
だが、どうしても思い出せない。一体俺は何を忘れているんだ。小隊員も四人全員揃い地球侵略もスムーズとは言えないが進んでいる(そう思いたい)というのに。
ぼーっとしていると、また夏美が話かけてきた。
「暇なら洗濯物干すの手伝ってちょうだい」
はい、と有無も言わせずに洗濯物を渡された。見上げた夏美の顔はまるで太陽みたいにきらきら輝いていて、この太陽を護りたいと思った。
忘れてしまった大切なもの
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