short stories[etc…]
□奪われたもの
1ページ/3ページ
みーside
今日はまちに待ったバレンタインデー!
実は今、密かに想いを寄せてる人がいる
それは…
「マルコ隊長ぉ!見張り交代の時間です」
そう、我が1番隊隊長“不死鳥のマルコ”さんである
誰になんと言われようが、好きなことに変わりはない
「もう、そんな時間かよぃ。今下降りるから待ってろよぃ」
と、声をかけられた
(“待ってろ”だって!///
キャーーカッコイイーー!!)
マルコが甲板に降りてきて
「あのよぃ、みー…」
と言いかけたとき
『おぉ!マルコじゃねぇか。まったく探したんだぜ…って、アレ?みー居たの?…まっ、いっか。ちょっとコイツ借りるぜ!』
エースは1人でペラペラ喋った後、なかば強引にマルコを連れ去った
(何言おうとしてたんだろう?んーーあっ、見張りしなきゃ!あと、マルコ隊長にいつでも渡せるようにチョコ持って行こぉーっと)
みーは自室に戻り、綺麗にラッピングされた箱を持って見張り台に上った
ポカポカの日射しに、うたた寝しかけた頃
《キュェーー!!(パクッ》
と、突如現れたカモメにより、マルコに渡す予定のチョコを奪われてしまった
「あぁーーっ!返してよ!それ私のチョコォーーッ!!」
大声で叫ぶも、カモメは嘲笑うかのように、取れそうで取れない距離を保って飛んでいる