short stories[etc…]

□奪われたもの
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みーside

今日はまちに待ったバレンタインデー!

実は今、密かに想いを寄せてる人がいる

それは…

「マルコ隊長ぉ!見張り交代の時間です」

そう、我が1番隊隊長“不死鳥のマルコ”さんである

誰になんと言われようが、好きなことに変わりはない

「もう、そんな時間かよぃ。今下降りるから待ってろよぃ」

と、声をかけられた

(“待ってろ”だって!///
キャーーカッコイイーー!!)

マルコが甲板に降りてきて

「あのよぃ、みー…」

と言いかけたとき

『おぉ!マルコじゃねぇか。まったく探したんだぜ…って、アレ?みー居たの?…まっ、いっか。ちょっとコイツ借りるぜ!』

エースは1人でペラペラ喋った後、なかば強引にマルコを連れ去った

(何言おうとしてたんだろう?んーーあっ、見張りしなきゃ!あと、マルコ隊長にいつでも渡せるようにチョコ持って行こぉーっと)

みーは自室に戻り、綺麗にラッピングされた箱を持って見張り台に上った

ポカポカの日射しに、うたた寝しかけた頃

《キュェーー!!(パクッ》

と、突如現れたカモメにより、マルコに渡す予定のチョコを奪われてしまった

「あぁーーっ!返してよ!それ私のチョコォーーッ!!」

大声で叫ぶも、カモメは嘲笑うかのように、取れそうで取れない距離を保って飛んでいる
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