long stories [Ace]


□偽れないコト
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みーside

「今日はいい日だなぁ!そうだポチの散歩に行こっ!おいでー、ポチ!!」

エースと出会った日から、もう1年半がたとうとしている

『ワンっ!!』

ポチは、みーの飼い犬

犬種はゴールデンレトリバーで、毛の色は艶やかな黒色。

みーの両親が、誕生日プレゼントに
とみーにくれたのだ

ポチに首輪とリードを付けると、

「じぃ、散歩に行ってくるねーー!!」

「お気を付けていってらっしゃいませ、お嬢様」


村の中を歩いていると、みーと同じ年くらいの男が10人くらい近づいて来た

腰パンやら、ロン毛やら、みんなちゃらちゃらしている

『お前が、あのエースのお気に入りか?』

「あなた達は誰なの?」

『さぁな。あんたも可哀想な奴だな。エースを友達と呼ぶなんて、落ちぶれたもんだ』

「エースをそんな風に言わないで!!あなた達にエースの何がわかるっていうのよ!」

『わかるさ。あいつは大悪党ゴール・D・ロジャーの実の息子さ。生まれてきちゃいけねぇー奴なんだよ』

「っつ!!!」

みーは、改めて過去を振り返った

そうだ、私エースの事全然知らない

エースの過去も、全部…

でも…

「エースは、そんな人じゃない!!エースを悪く言うな!!」

みーは、リーダー的な男に掴みかかった

隣にいたポチも男達に何かを感じたのか、うなり声をあげた

『生意気な!おい、お前ら!!この女をあの倉庫に連れて行け』

男達は、みーの手首を縄で締め付け、口を手で押さえた

(助けて、エース!!!)

ポチも必死にみーを助けようとしたが、まだ子犬、簡単にあしらわれてしまった

ポチは、鳴き声をあげることしかできなかった
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