novel
□憧れではない
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休み時間、
用があり、職員室に行くと何か怒鳴り声が聞こえた
その声は紛れも無く銀八先生の声だった
「どうして知っていて手をさしのべねーんだよ!!!」
どうやらいじめのことをはなしているみたいで、
銀八先生は本当にそのことを知らなかったようだ
なんか悪いことをした気分になる
そしていつも死んだ魚のような目をしたこの人の目は
いつもとちがうまっすぐな目をしていた
「だって・・・あれじゃん・・・憎まれたくないじゃん」
そうビクビクしながら言う校長
そんな校長にキレたのか
「んだてめーは!!!んなに自分が大事なのか!!!」
と言って職員室を出て行った