novel


□I am yours
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ビックリしてしまったが狸寝入りがバレるのが嫌だったので、


そのまま意識しないフリをして、寝ているフリを続けた


俺の頭をなでながら煙草をふかすこの人をみて、


俺だけこんなにドキドキしてバカみたい、と思った

そして煙草を一本吸い終えると土方さんは立ち上がった


―もう…行くの?―


そう思うと切なくなってしまい、もっと近くにずっと居たい、と思った


そんな想いが強くなり、俺は知らぬうちに土方さんの腕をつかんでいた


「え?!」


ビックリしたようにこっちを向く土方さん


「…にいて、傍にいてよ・・・」


気が付くと俺は泣いていた


「・・・」


「俺ぁ、アンタがいないとダメなんでぃ・・・」


「・・・」


「傍にいてよ・・・離さないで・・・」


「・・・」


「アンタが好きなんでさぁ」






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