novel


□純愛空
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授業中にぬけだして俺は屋上へと向かった


誰もいないこの空間


ちがうクラスの奴等が体育をしている声


風の吹き加減


落ち着いて気持ちよく寝れるから俺はこの場所が好きだった


コンクリートの上に体をのせると冷たくて気持ちがいい


雲を動くのを見ているとだんだんと眠くなり、ウトウトしはじめた


するとガチャリとドアがあく


ふとドアのほうを見るとそこには土方さんがいた


「授業サボってんぢゃねーよ」


と言いながら近づいてくる土方さんに


「アンタだってサボってんじゃねーですかぃ」


と言った


「俺はいっぷくしにきただけだ」


「でもこの時間はサボるくせに」


「全部サボってるお前に言われたきゃねーんだよ」


そう言って煙草を取り出す土方さん


この人が煙草を吸う仕草はすごい色気がある


だからついつい見とれてしまうのだ


きっとこんなふうにずっと煙草を吸っているこの人を見ていたら俺は病気になるかもしれない


でも、それでもいいとおもってしまっている


そうゆう考えが一番の病気なのだろう


「何ジロジロみてんだよ」


そう言われ見ていたことにハッと気付く


「べ、べつに見てなんかねぃ!!!」


必死の抵抗でそう言う


「本当、かわいいなお前」


「は?!なにが!!!アンタ意味わかんねー!!!まぢで―」


言い終わる前に押し倒される



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