オマケ
□18禁「カッパの居ないPT」
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「よう、なんなら俺達が手伝ってやろうか?」
そう言って近付いて来たのは猿の獣人と猪の獣人。両方とも屈強な体をしており、装備もかなりいい物をしている。
「えっ?ほんと?」
「俺達は嘘はつかねぇよ。さぁ、着いて来な」
こうして私は猿の獣人ゴクウと猪の獣人ハッカイと一緒に魔宮の最深部を目指すべく旅立った。
「わぁーっ♪ゴクウもハッカイも強い強いっ♪」
彼等は魔宮のモンスターどもをものとせず、バッサバッサと倒して進んでいく。
「クロノは俺達が守ってやるからな」
「嬉しいっ」
ほとんど私は何もすることもなく、50階へと着いてしまった。
「此処、まるで街みたい」
石で出来た、まるで石化してしまったような街。
「此処での滞在は少し長くなるぞ」
「どうして?」
何もなさそうだけど…。
「此処を抜けるのにはコツがいるのさ。
まぁ、ひとまず暫く滞在する家を探そう」