人魚王子


□人魚王子外伝
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 〜 シオンside 〜


「やっぱり結婚するなら人魚だよね!ものスッゴい美人ばっかりだしっ」

「はいはい…もう聞きあきたよそれは」

今日もノワールと一緒に訓練をサボり中。
やっぱりサボって食べるハムサンドって最高だよね〜♪

「ノワールは結婚するならどんな娘がいい?やっぱりガルーダ以外の娘?」

「うるさいよシオン……そうだな…俺は…」

「俺はっ?」

「……お前みたいにウザくない奴がいい」

あちゃ〜〜思いっきり言われちゃったよ。

「ノワール君、そんな毒舌じゃ女の子にはモテないよ?」

「モテたくないし。
シオンと違って俺を好きになる奴なんて…」

ほらすぐ卑屈になる。彼の悪いところだよ。

「ウザいよノワール君。君はイケメンだしこのシオン・レイハートよりも金持ちじゃないか!金さえあれば愛なんて後からついてくるさぁ〜」

「あーもーウザいよシオン侯爵様!
俺をいじってないでそこら辺の女とヤッてろよ」

うわ〜それじゃまるでこの私がところ構わずヤッてるみたいな言い方…!

「悪いけど僕ドーテーですから!初めては人魚姫に入れるの!」

「プッ…」

噴きやがったこのヤロー!ハムサンド噴きやがったもったいねぇ!

「そろそろ戻るぞ」

「そーだねドーテーノワール君」

「………いい加減にしろよこの童貞シオン!」

あらあらあら…言い返しちゃって可愛いんだから♪
っさてと!こっそり戻りますかね。

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