声を風に乗せて
□女だった頃
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幼い時
風丸:守くんっ
円堂:いっちゃんっ
風丸:あのね、いっちゃんね
守くんが、好きなのっ
円堂:俺も、いっちゃん好きっ
風丸:じゃあ、おっきくなったら
いっちゃん、守くんのお嫁さんになるのーっ
円堂:じゃあ、俺は、いっちゃんのお婿さんになるーっ
風丸母:本当に仲良いわね
円堂母:えぇw
風丸母:でもね…
私、パパが転勤で引っ越すの…
円堂母:えぇっ!?
風丸母:明後日辺りに…ね…。
円堂母:急ね…
風丸母:でも、パパが7年後に戻って来るって言ってたから
円堂母:じゃあ、それまでのさようならね
風丸母:えぇ
今日で、さようなら
円堂母:じゃあ、また7年後
会いましょうね?
風丸母:また、7年後…
いっちゃん、帰るわよ
守君とバイバイして?
風丸:守君、バイバイ
また、あそぼーねー
円堂:いっちゃん、バイバイ
その後、円堂と合う事は無かった
7年後
風丸:母さん、隣の家の奴
覚えてないんだけど
風母:守君よ?
貴方、仲良かったじゃ無いの
風丸:覚えてない
風母:兎に角、ママは今忙しいから、変わりに挨拶行ってきて
風丸:ハイハイ
誰なんだ?
守君って
隣ん家のだって言うけどさ
全く覚えてない
風丸:こんにちわーっ
円母:あら、いっちゃん?
戻ってきたのね?
お母さんは?
風丸:は…ハイ
母さんは忙しいらしくて、変わりに私が来ました
円母:ほんっと、女の子らしくなって…
さ、上がって?
風丸:はい…
円母:お母さんも読んでくるから
待っててね
円堂:母ちゃん誰が来たんだよ
円母:いっちゃんがね、戻ってきたのよ
だから、いっちゃんの相手してあげていて?
円堂:ハイハイ
風丸:あ、こんにちわ
円堂:こんにちわぁ…
本当にいっちゃん?
風丸:え、えぇ…
円堂:かっこよくなったなっ
ぎゅぅっ
風丸:か、かっこよくなった?
ま、まぁ、うん
なんか、見覚えある
5才の時かな…
風丸:守君かぁ
やっと、思い出した!!
円堂:え…?
俺、忘れられてたの…?
風丸:完全に忘れてたw
円堂:えーっ!?
結婚しようって、約束もしてたのに!?
風丸:そう言えば、そういう約束、したなw
円堂:ひっどー…
そうだ、俺の部屋来いよ
風丸:えぇ?あ、うん
円堂:きたねーけどw
風丸:うんw
ガチャ
風丸:ちょっ…
服たたみなよ…
円堂:あっ…忘れてた…
風丸:普通、忘れるか…?
円堂:おぉ!
風丸:…
続く