声を風に乗せて

□女だった頃
1ページ/1ページ

幼い時

風丸:守くんっ

円堂:いっちゃんっ

風丸:あのね、いっちゃんね
守くんが、好きなのっ

円堂:俺も、いっちゃん好きっ

風丸:じゃあ、おっきくなったら
いっちゃん、守くんのお嫁さんになるのーっ

円堂:じゃあ、俺は、いっちゃんのお婿さんになるーっ

風丸母:本当に仲良いわね

円堂母:えぇw

風丸母:でもね…
私、パパが転勤で引っ越すの…

円堂母:えぇっ!?

風丸母:明後日辺りに…ね…。

円堂母:急ね…

風丸母:でも、パパが7年後に戻って来るって言ってたから

円堂母:じゃあ、それまでのさようならね

風丸母:えぇ
今日で、さようなら

円堂母:じゃあ、また7年後
会いましょうね?

風丸母:また、7年後…
いっちゃん、帰るわよ
守君とバイバイして?

風丸:守君、バイバイ
また、あそぼーねー

円堂:いっちゃん、バイバイ

その後、円堂と合う事は無かった
7年後

風丸:母さん、隣の家の奴
覚えてないんだけど

風母:守君よ?
貴方、仲良かったじゃ無いの

風丸:覚えてない

風母:兎に角、ママは今忙しいから、変わりに挨拶行ってきて

風丸:ハイハイ

誰なんだ?
守君って
隣ん家のだって言うけどさ
全く覚えてない

風丸:こんにちわーっ

円母:あら、いっちゃん?
戻ってきたのね?
お母さんは?

風丸:は…ハイ
母さんは忙しいらしくて、変わりに私が来ました

円母:ほんっと、女の子らしくなって…
さ、上がって?

風丸:はい…

円母:お母さんも読んでくるから
待っててね

円堂:母ちゃん誰が来たんだよ

円母:いっちゃんがね、戻ってきたのよ
だから、いっちゃんの相手してあげていて?

円堂:ハイハイ

風丸:あ、こんにちわ

円堂:こんにちわぁ…
本当にいっちゃん?

風丸:え、えぇ…

円堂:かっこよくなったなっ

ぎゅぅっ

風丸:か、かっこよくなった?
ま、まぁ、うん

なんか、見覚えある
5才の時かな…

風丸:守君かぁ
やっと、思い出した!!

円堂:え…?
俺、忘れられてたの…?

風丸:完全に忘れてたw

円堂:えーっ!?
結婚しようって、約束もしてたのに!?

風丸:そう言えば、そういう約束、したなw

円堂:ひっどー…
そうだ、俺の部屋来いよ

風丸:えぇ?あ、うん

円堂:きたねーけどw

風丸:うんw

ガチャ

風丸:ちょっ…
服たたみなよ…

円堂:あっ…忘れてた…

風丸:普通、忘れるか…?

円堂:おぉ!

風丸:…





続く

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ