琥珀の宝玉
□―輪廻転生―
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エドワード・エルリックの人生は普通の人間より短かった。
国家錬金術師の軍人なんて肩書きを持っていた人間だったからさほど不思議なことではないんだが。
彼は決して、好んで軍人になったわけではなかった。
愛する弟や幼馴染を守りたかった。
自分の立場や状況も気にしないで助けてくれた軍の人たちの役に立ちたかった。
そのためには"軍人"という立場が一番良かったのだ。
いろんな人に反対されたけど、最後にはみんな「あんたらしい」といって許してくれた。
辛いことも皆が助けてくれた。
最後は銃撃戦に巻き込まれて死んだけど、後悔は無かった。
ただ……
来世なんてものは信じていないけど、
もし、叶うのならば
皆とまた会いたい………
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