琥珀の宝玉
□深緑の大地
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「ゼノタイム…?」
「そう金鉱の町ゼノタイム。『…緑の絨毯を進め。辿り着くのは希望の地。そびえる山は金色に輝く』っていわれてる。
……アル、行ってみないか?」
「ここは金細工が素晴らしいと聞いたんですが、最近は作ってないんですか?」
「……錬金術は知っているだろう?国家錬金術師といってねとても偉い人なんだが、わざわざこんな寂れた町までやってきてね。
『金脈はもう無い。だが緑の町になればきっと金細工だけじゃない別の暮らしもできるだろう。俺たちも手伝うから皆でこの町を緑でいっぱいにしよう』って手伝ってくれたんだ」
「」
「オレ?オレの名前はエドガー、エドガー・ホーエンハイム。こっちは弟のアルフレッド」
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