FAIRYTAIL@

□意外な一面
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ゴローンという雷の音はどんどん近づいてくる、それにつれて、グレイもスピードを上げる
すると、「ひっ!」という女の子の声が聞こえてきた




グレイ「誰だ!!?」




グレイは立ち止まり、警戒しながら当たりを見渡した。
が、人はいない。
しかし、雷が鳴ると、怯えた声がきこえる
グレイは声を宛に主を探した
しばらくすると、洞窟の中に人がいた
しかも、グレイが探していた人物だ




グレイ「伊織‥‥?」

伊織「グレ‥‥」



ゴローン



伊織「ひっ!」




伊織は涙を溜めながら、雷に怯えていた




グレイ「おまえ‥‥雷」

伊織「‥‥」




伊織はコクンと首を縦にふった
その直後にまた雷が鳴り響いた




伊織「ひっ!」

グレイ「‥‥たく」




グレイは伊織の入っている洞窟に入り、伊織の横に座った




伊織「?????」

グレイ「お前みたいな強気なヤツでも、苦手なモンあんだな」

伊織「当たり前でしょ!人間なんだから!」




二人が話している間にも、雷は鳴り響いていた




伊織「っ‥‥!」

グレイ「‥‥」




グレイは、雷に怯えている伊織を自分の方に引き寄せた




伊織「?グレイ‥‥?」

グレイ「こーしてりゃ大丈夫だろ」

伊織「‥‥‥‥」




ゴローン




伊織「っ!!!」





伊織はグレイにしがみついた




グレイ「大丈夫大丈‥‥――」




グレイが伊織を安心させるために「大丈夫」と繰り返そうとしたが、その瞬間
洞窟から見える1本の木に雷が落ちた
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