パワプロ・サクセスロード第二期
□第27話
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みなさんこんにちは。マネージャーのはるかです
秋の季節がより一層深まってきました
我が恋恋高校野球部も秋の大会へ向けて猛練習しています
しかし…ここでとんでもない事態になってしまいました
あおい「秋の大会に出場できない!?」
不破「……ああ、そうだ」
今日の練習の前に監督がみなさんを集めて言った発言が
秋の大会の不参加
あおいはもちろんみなさん納得いかない様子です。もちろん私も
小波「…一応聞くけど…それは「でない」のか「でれない」のか…どっちなんだ?」
不破「…両方だな…ともかく今から先生が詳しく説明してくれる」
不破は「お願いします」と一言言うと、加藤と入れ代わった
加藤「それじゃあ説明するわよ」
剣菱「ちゃんと納得行く説明で頼むぜ」
山伏「なんだな」
剣菱たちも納得のいかない態度を出す
加藤「慌てないで…まず野球部員の人数の問題から話すわ」
剣菱「人数の問題って…」
矢部「たしかに山田君が転校して一人減ったでやんすけど…」
山伏「代わりに大友が入ったから足りてるんだな〜」
大友「………」
大友君はなにも言わずに黙っています
なにか知ってるのでしょうか…?
加藤「その大友君が試合に出れないのよ」
小波「なんでですか!?」
加藤先生に小波君が食い下がります
加藤「知らなかったと思うけど…高野連の規定で転校した生徒が野球部に入部した場合、転校した年度中は公式試合には出場できないのよ」
小波「そんな…」
はるか「そんな規定があったんですね…」
大友「すまない…一応知ってはいたんだけど…」
矢部「で、でもそれでも9人いるから試合はできるでやんす!!」
矢部君がめずらしくまともな意見を言ってます!ビックリです!
矢部「…オイラ泣くでやんすよ?」
あ、あら?聞こえていたみたいです
加藤「次はその点よ…たしかに人数は揃っているけど、試合をするためには何人かの守備位置をコンバートしなくちゃならないわ…残りわずかな日数でね」
小波「………」
…勇が出れないとなるとオレか剣菱あたりがサードをやらなきゃならない…オレは肩に不安があるし、剣菱をコンバートするのには多分時間がかかる
たしかに結構無茶な話かも
加藤「仮にコンバートに成功しても…そんな付け焼き刃じゃ大会で通用するとは思えないわ…だから今回は見送ることにしたのよ」
剣菱「そんな…」
みんな…落胆してる
そうだよね…秋の大会目指して練習してきたのに…大会に出れないなんて…
あおい「みんなしっかり!!」
みんなの沈黙を破り、あおいが口を開いた
あおい「今は戦力不足だから仕方ないよ!最後の大会ってわけじゃないんだし…次の試合までの準備期間って考えよ!」
はるか「あおい…!」
あおいの発言に周りがしんとなる
剣菱「…そうだな…よく考えりゃオレたちまだ活動し始めてから全然経ってねーんだもんな!」
山伏「この間にしっかりうまくなるんだな!」
あおい「うんうん!そうと決まれば…みんな!早く練習始めよう!!」
「「「オーッ!!」」」
加藤「……」
…みんなのモチベーションが下ると思ったけど…余計な心配だったみたいね…
さてと…私もがんばらないと!
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