パワプロ・サクセスロード第二期

□第27話
1ページ/8ページ

みなさんこんにちは。マネージャーのはるかです

秋の季節がより一層深まってきました

我が恋恋高校野球部も秋の大会へ向けて猛練習しています

しかし…ここでとんでもない事態になってしまいました



あおい「秋の大会に出場できない!?」


不破「……ああ、そうだ」



今日の練習の前に監督がみなさんを集めて言った発言が

秋の大会の不参加

あおいはもちろんみなさん納得いかない様子です。もちろん私も



小波「…一応聞くけど…それは「でない」のか「でれない」のか…どっちなんだ?」


不破「…両方だな…ともかく今から先生が詳しく説明してくれる」


不破は「お願いします」と一言言うと、加藤と入れ代わった


加藤「それじゃあ説明するわよ」


剣菱「ちゃんと納得行く説明で頼むぜ」


山伏「なんだな」


剣菱たちも納得のいかない態度を出す


加藤「慌てないで…まず野球部員の人数の問題から話すわ」


剣菱「人数の問題って…」


矢部「たしかに山田君が転校して一人減ったでやんすけど…」


山伏「代わりに大友が入ったから足りてるんだな〜」


大友「………」


大友君はなにも言わずに黙っています

なにか知ってるのでしょうか…?


加藤「その大友君が試合に出れないのよ」


小波「なんでですか!?」


加藤先生に小波君が食い下がります


加藤「知らなかったと思うけど…高野連の規定で転校した生徒が野球部に入部した場合、転校した年度中は公式試合には出場できないのよ」


小波「そんな…」


はるか「そんな規定があったんですね…」


大友「すまない…一応知ってはいたんだけど…」


矢部「で、でもそれでも9人いるから試合はできるでやんす!!」


矢部君がめずらしくまともな意見を言ってます!ビックリです!


矢部「…オイラ泣くでやんすよ?」


あ、あら?聞こえていたみたいです


加藤「次はその点よ…たしかに人数は揃っているけど、試合をするためには何人かの守備位置をコンバートしなくちゃならないわ…残りわずかな日数でね」


小波「………」


…勇が出れないとなるとオレか剣菱あたりがサードをやらなきゃならない…オレは肩に不安があるし、剣菱をコンバートするのには多分時間がかかる

たしかに結構無茶な話かも



加藤「仮にコンバートに成功しても…そんな付け焼き刃じゃ大会で通用するとは思えないわ…だから今回は見送ることにしたのよ」


剣菱「そんな…」


みんな…落胆してる

そうだよね…秋の大会目指して練習してきたのに…大会に出れないなんて…


あおい「みんなしっかり!!」


みんなの沈黙を破り、あおいが口を開いた


あおい「今は戦力不足だから仕方ないよ!最後の大会ってわけじゃないんだし…次の試合までの準備期間って考えよ!」


はるか「あおい…!」


あおいの発言に周りがしんとなる


剣菱「…そうだな…よく考えりゃオレたちまだ活動し始めてから全然経ってねーんだもんな!」


山伏「この間にしっかりうまくなるんだな!」


あおい「うんうん!そうと決まれば…みんな!早く練習始めよう!!」


「「「オーッ!!」」」



加藤「……」


…みんなのモチベーションが下ると思ったけど…余計な心配だったみたいね…

さてと…私もがんばらないと!


_
次へ  

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ