光を永遠にともに

□ACT.05
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『もうだいぶ酒場から離れたね』


ゾロ「ハァ…ハァ…とりあえずすぐには追っちゃ来ねェだろう。しかしいったん退いたはいいがこの檻は厄介だな…!!」




ズズズズ…




ルフィ「そうなんだこれが開かねェとあいつが来ても何もできねェよ!!」




ガチガチガチ




無事酒場から逃げ出すことに成功したナマエ達。


片手で傷口を押さえもう片方の手で檻を引きずって歩くゾロ。そして檻の中から檻の柵をかじり続けるルフィ。




ゾロ「もうダメだ血が足りねェこれ以上歩けん…!!」




ドサッ…!




その場に倒れ込むゾロ。




と、そこに…




ゾロ「Σ!!(ビクッ)」


『ん…?犬!?』


ルフィ「犬?あ、犬だ」


ゾロ「…何だこの犬は………!!」




3人で“犬”を連呼する。




ゾロが倒れ込んだ目の前に真っ白な犬が“どーん”と座っていた。




ルフィ「これ何だ犬か?本当に」


『何言ってんのルフィどっからどう見ても犬に決まってるよ!や〜んかわいい』




頬に両手を付き犬の前にしゃがみ込む。




ルフィ「でもこいつ全然動かねェよ」


ゾロ「知るか…そんなもん犬の勝手だ。とにかく今はお前がその檻から出る事を考えろ」


ルフィ「死んでんのかな」




柵の隙間から手を出し犬に目つぶしする。




ガブッ!!




ルフィ「Σ痛え!!何すんだ犬っ!!」


「ワンワン」




途端に喧嘩し始めるルフィとその犬。




『ちょっとルフィ何やってんの!!』


ゾロ「今の事態分かってんのか!!?」




ふざけるルフィに声を上げて怒鳴るナマエとゾロ。




バタッ…!




ルフィ「犬め!!」




ドサ…!




ゾロ「くそ…血が足りねェ!!」




無駄な体力を消耗してしまったルフィとゾロはその場に大の字で仰向けになって倒れ込む。




『もう…』




そんな2人を見下ろし腰に両手を置き呆れてため息をつくナマエ。








ナミ「あんた達一体何やってんの…こんな道端で寝てたらバギーに見つかっちゃうわよ!」


『あ、さっきの…』


ルフィ&ゾロ「よォ航海士」


ナミ「Σ誰がよ!!!」




そこにナミがやってきた。
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