光を永遠にともに
□ACT.03
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【海軍基地】
ルフィ「よっ」
ゾロ「また来たのか海賊の勧誘なら断ったハズだぜ…!!」
ルフィ「俺はルフィ!こっちはナマエ!」
『よろしくねロロノア・ゾロ』
ゾロ「はぁ…?何呑気にこんなとこで自己紹介なんかしてんだよ」
ルフィ「縄解いてやるから仲間になってくれ!!」
ゾロ「話聞いてんのかてめェ!!俺にはやりてェ事があると言っただろう誰が好んで海賊なんて外道になるか」
ルフィ「別にいいじゃんか。お前元々悪い賞金稼ぎって言われてんだから」
ゾロ「世間でどう言われてるかは知らんが俺は俺の信念に後悔するような事は何一つやっちゃいねェ!これからもそうだ。だから海賊にもならねェ!!」
ルフィ「知るかっ!俺はお前を仲間にするって決めた!!」
ゾロ「Σ勝手な事言ってんじゃねェ!!」
『ははっ』
ルフィ「お前刀使えるんだってな!」
ゾロ「!………フン…ああ何かに体をくくりつけられてなきゃ一応な」
『でもその刀が見当たらないけどどこにあるの?』
ゾロ「取られたよバカ息子に。命の次に大切な俺の宝だ…!!」
『なるほど…ね。』
ルフィ「へーーー宝物か。そりゃ一大事だな!!よし!あのバカ息子から俺が刀を奪ってやる!!」
ゾロ「何!?」
ルフィ「そして俺から刀を返してほしけりゃ仲間になれ!はっはっは」
ゾロ「Σたち悪ィぞてめェ!!」
『あはは!』
ルフィ「よし!行ってくる!!」
『あ、ルフィ道草せずにまっすぐ戻ってくること。分かった?』
ルフィ「おう!」
ゾロ「Σおい待て!!」
基地に向かって走って行くルフィ。
ゾロ「…基地にのり込むつもりかよバカかあいつは…!!」
『ルフィってね、ああ見えてめちゃくちゃ強いんだよ』
ゾロ「はぁ?」
小さくなっていくルフィの背中をそう優しい眼差しで見つめるナマエ。
そんなナマエの凜とした横顔をゾロは黙って見ていた。