光を永遠にともに

□ACT.19
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『よしできた…応急処置だけどこれでもう大丈夫』




傷ついたナミの肩の手当てをしに村の離れにあるナミの家まで来ていた二人。




ナミ「………」




包帯で巻かれた自分の肩を庭のベンチに座り黙ってじっと見つめるナミ。




『大丈夫だよ』


ナミ「え…」


『大丈夫』




そんなナミに優しくそっと声をかけるナマエ。




『ルフィ達を信じて』




そして力強く微笑む。








《“当たり前だ!!!!!”》




《“もう一人で全部…抱え込まないでね…ナミ…私達"仲間"なんだから…”》








ナミ「ナマエ…」


『ん?』


ナミ「………ごめんっ…」




そう言って俯く。




『――何が?』




しかしナマエは"何のことだかさっぱり分からない"といった表情で手を背中の後ろで組み青く一面に広がる空を見上げる。




ナミ「(ナマエ…)」




そんなナマエの優しさにつくづく救われてしまう。


そしてポケットから"女の友情の印"であるブレスレットを取り出した。




『ナミ…』


ナミ「今でも有効かな…?」


『…っ当たり前だよ!!』




ニイッとお互いの顔を見合い笑みを浮かべる。




『…さァ私達も行こう!みんなもう戦ってる…!』




ナマエの表情に力が入る。




ナミ「………」




もう泣くだけ泣いた…!!


弱音も吐いた……!!


覚悟も決めた!!


行かなきゃ………!!


みんな戦ってるんだ!!!




ナミ「うんっ…!!」




決意を固めブレスレットを手首に付けるとグイッと腕で涙を拭きあげる。




そして向かう先は…




アーロンパーク!!!
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