『時空神子シリーズ』―華乱

□想いは…花弁へ、空へ、君の心へ。
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こっちの問題が一番、苦悩する事だと盈華自身も理解しているハズだ。
下界でも悩みに悩みまくっていた。自身の想いで苦しんでた。


「…神楽帝の血筋の者は、煩悩ばかりだね。それと…同じ過ちを繰り返そうとする連鎖を起こしやすい」


「それ、璃羅も含まれているぞ…」


「解ってるよ…」


璃羅はクスクスと含み笑いをし、椅子に腰を下ろす。


「我も…風羅兄様と同意」


一方の風羅は空へと目をやり、深い深呼吸をした。


「――…カイラ卿、お手並み拝見といきましょうか」


「一世一代の…見物…」


璃羅の兄だけあり、黒い部分も似ている訳であり。少なからず纏っている黒さは半端なくドス黒い。

カイラが結果を見せなければ、ズタズタに罵られる。
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