『時空神子シリーズ』―華乱

□想いは…花弁へ、空へ、君の心へ。
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弟が親だろうと、これは変えられない。


「…無理だ」


「「はっ」」


「いや、無理なんだ。ソナタの息子と解っているが……体や脳が“変態”でインプットしているから。変えるのは難題中の難題…」


指で頬を掻きながら風羅は言う。

変態じゃない、甥っ子だっ!と認識しようとすれば体が拒絶反応を起こす。
事の成り行きが読めなく、どう理解していいか今一掴めてない風羅。唖然としている璃羅達の表情を視界に入れながらも、それ以上の説明が出来ない。


「人は最初の第一印象が大事だな…」


神艸の第一印象が悪すぎたせいだ。
初対面で顔を合わせた時、彼は既に変態臭を漂わせていた。爽やかなイメージと異なるもんだから、深く媚びれつてしまったに違いない。
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