海賊 夢小説

□約束の岬
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「しかし、すげぇ水路だな。」



ルフィ達はクジラから出るため、クジラの中に作られた水路を通っていた。



「腹にこんな風穴開けて、よく生きてんな・・・」



『なんだか・・・痛そう・・・』



「これも遊び心か?」



「医者の遊び心だ、間違えるな。

私はこれでも医者なのだ、昔は岬で診療所もやっていた。

数年だが、船医の経験もある。」



「船医!?本当かよ!!じゃ、うちの船医になってくれ!」



『・・・!!』




ルフィがクロッカスを誘った事に、サラは驚いた。




「バカいえ!私には、もうお前らの様に無茶をやる気力はない。」



「医者か・・・それでクジラの体の中に!」



「そういうことだ。これだけデカくなってしまうと、
もう外からの治療は不可能なのだ。開けるぞ。」





―ガコ・・・プシュ・・―




クロッカスがクジラの扉を開けた。





―ガコーーーン・・・!―




「フーーーーーッ!
出たァ!!!本物の空!!!」




外は透き通る青空が広がっている。




『・・・あの、大丈夫ですか?』




サラがロープで縛られていた妙な2人組に声をかけた。




「サラ、そんなのと関わるな。」



『でも・・・。』



言いかけたサラに、ゾロは頭を掻きため息をついた。




「こいつら、どうしよう」


「捨てておけ、その辺に」




『・・・え!?』





―ザバーーーン―




結局、妙な2人組を海に捨てた。
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